藤井七段が19連勝で昇級を決めるか、近藤五段が最終戦に望みをつなぐか 【棋士データ・成績比較】
更新:2019年02月04日 17:00
第77期順位戦C級1組で対戦する近藤誠也五段と藤井聡太七段の棋士データ・成績を比較しました。
C級1組9回戦を終えた時点で昇級の可能性があるのは、8勝0敗の杉本昌隆七段と藤井聡太七段、7勝1敗の近藤誠也五段と船江恒平六段、7勝2敗の阿部健治郎七段、6勝2敗の高崎一生六段の6名。
このうち、杉本昌隆七段VS船江恒平六段、近藤誠也五段VS藤井聡太七段が10回戦で直接対決となり、杉本七段と藤井七段が勝利した場合、師弟同時に昇級が決定します。
藤井七段の順位戦の対戦成績は、デビュー以来負けなしの18勝0敗(1.000)。本局に勝ち19勝目をあげれば、中原誠十六世名人の持つ順位戦連勝記録を更新することになります。対する近藤五段の順位戦の対戦成績は24勝4敗(0.857)。近藤五段は昇級争い5名の中で最も順位が上のため、本局に勝利すれば最終11回戦で有利になる可能性があります。
両者の対戦成績は藤井七段の2勝0敗。昨年の新人王戦以来の対局です。
藤井七段が記録更新と同時に昇級を果たすのか、近藤五段が最終戦に望みをつなぐのか、大注目の1局です。
棋士データ | ||
![]() 近藤誠也五段 |
![]() 藤井聡太七段 | |
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生年月日 | 1996年7月25日(22歳) | 2002年7月19日(16歳) |
出身地 | 千葉県八千代市 | 愛知県瀬戸市 |
師匠 | 所司和晴七段 | 杉本昌隆七段 |
竜王戦 | 5組 | 4組 |
順位戦 | C級1組 | C級1組 |
昇段履歴 | 2007年9月:6級(11歳) 2013年10月:三段(17歳) 2015年10月:四段(19歳) 2017年3月:五段(20歳) |
2012年9月:6級(10歳) 2016年4月:三段(13歳) 2016年10月:四段(14歳) 2018年2月:五段(15歳) 2018年2月:六段(15歳) 2018年5月:七段(15歳) |
タイトル獲得履歴 | なし | なし |
タイトル戦登場回数 | なし | なし |
昨年度成績 | ||
勝敗数(勝率) | 35勝15敗(0.700) | 61勝12敗(0.836) |
対局数ランキング(数) | 同率9位(50) | 1位(73) |
勝数ランキング(数) | 9位(35) | 1位(61) |
勝率ランキング | 10位(0.700) | 1位(0.836) |
連勝ランキング(数) | 同率10位(9) | 1位(29) |
今年度成績(2019年2月4日時点) | ||
勝敗数(勝率) | 27勝13敗(0.675) | 37勝6敗(0.860) |
対局数ランキング(数) | 同率11位(40) | 同率7位(43) |
勝数ランキング(数) | 同率11位(27) | 2位(37) |
勝率ランキング | 13位(0.675) | 1位(0.860) |
連勝ランキング(数) | ランキング圏外 | 同率7位(10) |