「新人王戦」の仕組みや特長について(2018年度版)
更新:2018年10月17日 14:00
*「新人王戦」の仕組みや特徴について 2019年度(第50期)版はこちら
新人王戦は、若手棋士と女流棋士、アマチュア、奨励会員の40名が参加する一般棋戦です。トーナメントを勝ち上がった2名が決勝三番勝負を行います。主催はしんぶん赤旗です。
優勝者とタイトル保持者が記念対局(非公式戦)を行うことも、新人王戦の特長のひとつです。
新人王戦の仕組み
新人王戦参加資格
以下の棋士が新人王戦に参加できます。女流・アマチュア・奨励会員にも参加資格があります。
- 26歳以下(10月1日時点)
- タイトル戦未経験で六段以下
- 26歳以下の成績選抜の女流棋士4名
- アマチュア:赤旗名人戦優勝者(赤旗名人)
- 奨励会員:前期三段リーグ成績上位者※
※定員40名から1~4の合計人数を引いた人数
シードについて
参加資格があり前期ベスト4以上の場合、2回戦からの参加となります。また、プロ棋士は基本的に2回戦からの登場ですが、参加者数によっては女流棋士や奨励会員も2回戦からの参加となります。
トーナメント戦・決勝三番勝負
参加者全員でトーナメント戦を行います。トーナメントの勝ち上がり者同士が優勝を懸け、決勝三番勝負を戦います。
トーナメント戦 | 決勝三番勝負 | |
---|---|---|
開催時期 | 11月~翌年9月 | 9~10月 |
持ち時間 | 3時間 | 3時間 |
対局開始時間 | 10:00 | 10:00 |
昼食休憩 | 12:00~12:40 | 12:00~12:40 |
夕食休憩 | なし | なし |
歴代優勝者
これまでに丸山忠久九段、藤井猛九段、増田康宏六段の3人が連覇を果たしています。また、第44期には都成竜馬五段が奨励会員として初めて優勝しています。
期 | 年 | 棋士名 |
---|---|---|
第48期 | 2017年 | 増田康宏 |
第47期 | 2016年 | 増田康宏 |
第46期 | 2015年 | 菅井竜也 |
第45期 | 2014年 | 阿部光瑠 |
第44期 | 2013年 | 都成竜馬 ※奨励会 |
第43期 | 2012年 | 永瀬拓矢 |
第42期 | 2011年 | 佐藤天彦 |
第41期 | 2010年 | 阿部健治郎 |
第40期 | 2009年 | 広瀬章人 |
第39期 | 2008年 | 佐藤天彦 |