7月2日の対局について、佐々木勇気五段のコメント
更新:2017年07月04日 14:22
7月2日(日)に行われた第30期竜王戦決勝トーナメント(佐々木勇気五段 対 藤井聡太四段戦)で藤井四段が佐々木五段に敗れ、連勝記録が29でストップしました。藤井四段の対局相手である佐々木五段からコメントをいただきました。
【佐々木五段のコメント】
何もかも初めての経験でした。朝、連盟スタッフの方と一緒に、タクシーで東京・将棋会館に向かうことや、100人以上の報道の方々に囲まれて駒を並べることは、ピリピリとした緊張感がありました。
対局は自分の得意な形に持っていくことができましたが、藤井四段の強さを見た手もあり、ギリギリの勝ちでした。
印象に残った手は、81分考えて指した49手目の5八玉です。
藤井四段の活躍によって将棋界が注目される中で竜王戦決勝トーナメントを戦えたことは嬉しく思います。
藤井四段とまた対局する日は、そう遠くないと感じますので、私も強くなれるよう努力していきたいです。対局を観てくださった皆様、どうもありがとうございました。
棋士 佐々木勇気