2024年全米将棋選手権 開催報告レポート

更新:2024年04月08日 12:30

 2024年度の全米将棋選手権は、3月16日、17日の土日にロサンゼルス郊外にあるヘッセコミュニティパーク(日本でいう公民館)で行われました。
 前夜祭は選手の皆様が宿泊されているホテルダックで16時から22時頃まで行われ、宿泊者全員と全米将棋連盟会長のマーク大野氏、私大野八一雄、山口恵梨子女流三段が参加しました。
 私と山口女流は、約15名と指導対局を行い、和気あいあいの楽しい一時を過ごすことが出来ました。

 今までの全米選手権は支部に参加している方々の出場が多い大会でしたが、今回は支部会員だけでなく、地域で指されている(アリゾナ・シアトル)の方々が大勢エントリーしてくださいました。
 ちなみに参加都市は、ロサンゼルス・サンフランシスコ・ニューヨーク・フィラデルフィア・フェニックス(アリゾナ)・シアトルに加えてカナダのバンクーバーからも6名の参加がありました。

 初日は、全米将棋連盟会長のマーク大野氏からの挨拶から始まり、私、西山朋佳女流三冠、山口女流三段の挨拶、その後参加者43名が4人1組で予選を3局行い、2名の勝者がAクラス、残りの2名がBクラスをクラス分けから始まりました。
 午後は、昼食の後にトーナメント2回戦が行われ、私たち3人は子ども大会の手伝いで指導対局を指していました。

2日目も、ヘッセコミュニティで9時より大会が開始しました。
A級のベスト4は、
ノアキム(サンフランシスコ) 対 富田圭司(ロサンゼルス)
佐藤裕太(バンクーバー) 対 マイケルウォニ(サンフランシスコ・前回優勝者)
B級の決勝は、
アランベーカー(フィラデルフィア) 対 小原一郎(ロサンゼルス)

A級の決勝は、
ノアキム(サンフランシスコ) 対 佐藤裕太(バンクーバー)
で行い、ノアキムさんが優勝されました。西山女流三冠と山口女流三段でその模様を大盤解説いたしました。
B級はアランベーカーさんが優勝されました。

A級優勝者のノアキムさんには優勝を祝し、西山女流三冠との平手対局を皆さんが見守る中で指され、その模様を私と山口女流三段が解説いたしました。
対局は西山女流三冠のパワーが炸裂して快勝でしたが、皆さんは大変満足そうでした。

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大会の様子

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西山女流三冠による指導対局

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全体写真

大野八一雄 七段

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