大内先生は、以前船橋に住んでいらっしゃいました。家には分厚い将棋盤が何面も、そして駒も何十組とあり、半端な点数ではなかったです。それらを見せて頂き、説明もして頂くのですが、僕は知識がまったく無く、ただただ、その美しさに見入っていたものです。
先生が東京の神楽坂に引っ越しされた頃には僕も将棋関連の本を片っ端から読んで伺ったので、盛上駒は違うな~あとか、おぉ、これ葡萄杢だ、など解るようになっていました。
国内の旅で九州から北海道まで先生に同行した思い出も多いです。
上山温泉の葉山館は先生の後輩五十嵐さんが主。今の宿は新しくなって息子さんが継いでいますが、昔は混浴でした。川端康成の「伊豆の踊子」に出てくる宿のようでした。
此処で先生と当時家族ぐるみでお付き合いのあった女優の吉永小百合さんを紹介して頂きました。映画で観るのとまったく同じで、緊張で挨拶するのがやっとでした。