第33期竜王戦七番勝負第4局延期のお知らせ

更新:2020年11月11日 14:10

 読売新聞社と日本将棋連盟は11日、あす12日とあさって13日に開催する予定だった第33期竜王戦七番勝負第4局(対局場・福島県福島市の「吉川屋」)について、挑戦者の羽生善治九段が体調不良を訴えたため、延期することを決定しました。
 七番勝負は、11月26日と27日に行われる第5局(対局場・鹿児島県指宿市の「指宿白水館」)を第4局として続行致します。今後の日程は以下の通りです。

第4局 11月26日(木)・27日(金)  指宿白水館(鹿児島県指宿市)
第5局 12月5日(土)・6日(日)   ホテル花月園(神奈川県箱根町)
第6局 12月16日(水)・17日(木) ほほえみの宿 滝の湯(山形県天童市)
※第7局につきましては後日、日程と対局場を発表します。

 羽生九段は、11月7日(土)、8日(日)に行われた京都市の仁和寺での第3局を終え、東京都内の自宅に帰った11月9日(月)夜、38.9度の発熱があったため、病院で診察を受けました。10日(火)、11日(水)も診察・治療を受けましたが、熱が下がりきらず、入院することになりました。これを受け、読売新聞社と日本将棋連盟は、規定に基づき竜王戦委員会を開き、対局の延期を決め、豊島将之竜王にも了解を得ました。
 羽生九段の発熱の原因は特定に至っておりませんが、新型コロナウイルスのPCR検査、インフルエンザの検査とも陰性だったとのことです。

羽生善治九段のコメント

 「この度は私自身の体調管理の不行届きにより、竜王戦の対局延期の事態を招き、豊島竜王、主催者、特別協賛、協賛の各社、対局場の設営に御尽力を頂いている関係者の皆様、多くの将棋ファンの皆様に多大な御迷惑をおかけしてしまい、深くお詫び申し上げます。しっかりと療養をして一刻も早く万全の態勢で将棋を指せるように最善を尽くします。誠に申し訳ありません」

以上

読売新聞社
日本将棋連盟

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