【羽生善治竜王 井山裕太七冠】国民栄誉賞表彰式の模様

更新:2018年02月14日 16:23

国民栄誉賞授賞式_01

2月13日(火)首相官邸で行われた表彰式にて、羽生善治竜王、囲碁の井山裕太七冠に国民栄誉賞が授与されました。
将棋、囲碁の棋士の受賞は史上初です。表彰式後、記者会見を行いました。

国民栄誉賞授賞式の模様_02

◆国民栄誉授与されたお気持ちについて

羽生善治竜王
「本日、賞状、盾、記念品を頂いて、改めて大変名誉ある賞を頂いたと実感しております。
これを大きな励みとして、引き続き棋士として前向きに進んで行かなければいけないと決意を新たにしました」

井山裕太七冠
「本日国民栄誉賞を授与させていただきましたが、本当に自分にとっては、身に余る光栄で未だに実感がわかない部分もありますが、棋士としてまだまだこれからですので、少しでも成長していけるように、棋士としても、一人の人間としても努力していかなければならないと思っております」

◆将棋界、囲碁界で初めての受賞について

羽生善治竜王
「将棋の世界、囲碁の世界も同様に長い歴史と伝統を有している、その背景も含めて評価をしていただけたのではないかと思っています。そういった意味でも個人のものではなく、ひとつの世界としての大きなかたちを頂いたと思っています」

井山裕太七冠
「囲碁界も、将棋界も長い歴史があって、今までこの世界を支えて下った方々、私たち現役の棋士にとっても本当に光栄に思っています」

◆今後どのような世界に将棋界、囲碁界にしていきたいのか、なっていくのか

羽生善治竜王
「将棋も囲碁も、小さいお子さんから年配の方まで、幅広い人が気楽に気軽に、楽しめるものだと思っています。日々の生活の中のちょっとしたコミュニケーション、潤い、気分転換など、そういうものとしてこれから先もきちんとしたかたちで継続してほしいってと願っています」

井山裕太七冠
「囲碁の世界は、世界的にも普及しておりまして、世界にも愛好家が非常に多いですが、国境を越えた国と国とつながりに少しでも囲碁がお役に立てれば非常に嬉しく思いますので、囲碁界全体として今後も努力していかなければならないと思います」

国民栄誉賞授賞式の模様_03◆棋士として今後の目標

羽生善治竜王
「将棋の世界は非常に幅広い年代の人がいますので、自分自身は現役棋士になって30年以上の月日は流れていますけれども、年代があがっていっても、残せるものとか、指せる将棋というのもあるのではないかと思っていますので、自分なりの出来る限りの限界に挑戦していけたらと思います」

井山裕太七冠
「囲碁を打っていても、まだまだ囲碁のことをわかってないと思うことが非常に多くて、その分まだまだ伸びしろがあると思っているので、少しずつでも前進していけたらと思います。囲碁には世界戦がありますが、そこで長い間なかなか結果が残せてない状況が続いていますので、少しでもいい戦いができるように、日本の囲碁もやれるんだと示せるように、頑張っていきたいと思います」

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