「第23回大山康晴賞」受賞者のお知らせ

更新:2016年07月19日 15:30

 このたび、日本将棋連盟は、将棋の普及や文化振興のため永年にわたり多大な貢献をされた方を賞賛する「大山康晴賞」の選考会を行い、個人分野2名、団体分野2団体へ「第23回大山康晴賞」を贈ることに決定いたしました。
 受賞者は下記の通りです。

【「第23回大山康晴賞」受賞者】

個人分野(2名)
広瀬修市(ひろせ しゅういち)様
眞部利應(まなべ としお)様
団体分野(2団体)
株式会社マイナビ 様
蓮華院誕生寺 様

※大山康晴賞受賞者には表彰状・正賞(銀製扇子)・副賞(50万円)が贈られます。

第23回 大山康晴賞 受賞者

個人分野

広瀬修市 様(82歳) 香川県さぬき市在住

功績
昭和42年の日本将棋連盟香東支部創設から現在も支部長を務められ、県下の普及に尽力される。50年の支部長在任期間は全国1位。
将棋プレイヤーとしての活躍でも四国地方の普及振興に貢献されており、香川県代表としてアマチュア竜王戦2回、全日本アマチュア名人戦12回出場、第2回全国シニア将棋名人戦で優勝を果たしている。
大山康晴十五世名人門下としてプロ棋士を目指していた。

眞部利應 様(71歳) 福岡県福岡市在住

功績
九州電力株式会社役員在任中から、九州地方でのタイトル戦誘致や全国高等学校将棋竜王戦(平成21年~現在、現在は九州通信ネットワーク株式会社が協賛)などの大会運営に尽力され、九州全域の普及振興に寄与される。
九州通信ネットワーク株式会社役員在任中の現在は、「QTNet杯こども将棋大会」の開設、「日本将棋連盟研修会」の九州開設などにも多大な貢献をされ、少年少女への将棋普及にも取り組まれている。
平成26年には棋界初となる特別会員の資格を授与されている。
団体分野

株式会社マイナビ 様

功績
「レディースオープントーナメント」を20年間(昭和62年~平成18年)主催、平成19年にはタイトル戦へ発展拡大し、「マイナビ女子オープン」と名称を変更。平成28年の今期は10期目となり、現在も女流棋界へ協力されている。
日本唯一である将棋専門の週刊新聞「週刊将棋」を昭和59年1月~平成28年3月までの30年以上に亘り、制作・販売された。平成21年からは日本将棋連盟が出版部門を委託したことにより、月刊誌「将棋世界」をはじめ将棋年鑑、日本将棋連盟名義棋書を制作している。新聞・雑誌という媒体から将棋界へ多大な貢献をされた。

蓮華院誕生寺 様

功績
心技体の鍛錬を目指して「全国将棋寺子屋合宿」開催に尽力される。平成28年には第20回を迎える。現在各地域で行われている寺子屋合宿の先駆けとなっており、佐藤天彦名人をはじめプロ棋士を多数輩出している。
タイトル戦も実施されており、普及振興に貢献される。
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