第40期棋王就位式の模様
更新:2015年05月19日 14:25
2015年5月15日(金)、東京都港区「第一ホテル東京」にて渡辺明棋王の「第40期棋王就位式」が執り行われました。
関係者約150名が出席した式は、主催の共同通信社佐藤雄二郎代表取締役社長、日本将棋連盟谷川浩司会長、契約新聞社を代表して下野新聞社赤坂信行取締役販売事業担当より挨拶があり、就位状が谷川会長から、賞杯・賞金が佐藤代表取締役社長より授与されました。
挨拶
写真左:共同通信社佐藤代表取締役社長
写真中央:日本将棋連盟谷川会長
写真右:下野新聞社赤坂取締役販売事業担当
就位状授与
賞杯授与
祝辞は来賓を代表して渡辺棋王の小学校時代の恩師・木下栄子様よりいただき、その後妹弟子の渡辺弥生女流初段から花束贈呈、渡辺棋王から皆様への謝辞へとすすみました。
祝辞
小学生時代の恩師 木下栄子様
小学校の5・6年のとき担任をしました。5年生になる前の春休み、すでに小学生名人になっていた明くんは学校の中で有名でした。将来は大山名人を越えるか、羽生名人を破るのは渡辺くんだと言われていました。
学校では友達とよく遊んでいましたが、放課後にどこに行くのか聞くと「所司先生のところに行く」と言っていました。毎日将棋の勉強をするの?と聞くと「はい!毎日3時間しています」と元気に答えてくれたのが印象的でした。これからも大活躍をしてください。本日はおめでとうございました。
花束贈呈
謝辞
渡辺棋王
「将棋に興味を持った子どものとき、羽生名人が棋王を連覇中でした。今期の棋王戦は羽生名人を挑戦者に迎え撃ち、結果だけ見ると出来すぎのような結果でした。これで棋王戦3連覇。永世称号のなかで唯一連覇でしか獲得できない永世棋王なので、「棋王は渡辺」といわれるように永世棋王を目指して頑張っていきたいと思います。30歳になって年上、年下の棋士に挟まれこれから数年が正念場、これからも精進していきたいと思います。
その後、祝賀パーティーに移り、盛会のうちに終了いたしました。