里見香奈奨励会員、女性として史上初の奨励会三段に!
更新:2013年12月23日 14:40
12月23日(月・祝)、大阪市福島区の関西将棋会館で関西奨励会12月第2例会が行われ、里見香奈奨励会二段(21歳・森けい二九段門下、女王・女流王座・女流名人)が1局目に勝ち、12勝3敗で三段に昇段しました。女性奨励会員が三段の資格を得るのは史上初となります。
里見三段は、第55回三段リーグ戦(2014年4月~9月)から参加します。
- 里見三段のコメント
- 「やっと昇段できて嬉しいですし、ほっとした気持ちです。
三段リーグはとても楽しみですが不安も同じくらいあるので、逃げずに自分と 向き合って覚悟をもって戦いたいと思います。」 - 谷川浩司・日本将棋連盟会長のコメント
- 「奨励会入会後、2年半で三段というのは、本人は不満かもしれませんが、戦法の幅を広げようと積極的に取り組んでいることを考えれば、まずまずのスピードかと思います。奨励会は三段に昇段してようやく山の五合目ですので、これからが正念場ですが、リーグ戦を指せるのは本人にとっても大きな楽しみだと思います。
ファンの皆様にはこれからも温かく見守って下さるようお願い致します」 - 森内俊之竜王・名人のコメント
- 「里見さんの奨励会三段昇段は、率直にすごいことだと思います。女流棋界の第一人者として奨励会に挑戦することは、並大抵ではないでしょう。
最近は、今までとは違った新たな戦い方も目立つようになり、将棋への強い意欲を感じます。今後の更なるレベルアップを期待しています」