第71期名人戦前夜祭
更新:2013年04月09日 14:10
森内俊之名人に羽生善治三冠が挑戦する第71期名人戦七番勝負第1局の前夜祭は4月8日、東京都文京区「椿山荘」で、将棋ファンや関係者ら約400人が参加して、朝日新聞社と毎日新聞社の共催、大和証券グループの協賛で行われる名人戦を祝いました。
午後6時に開会し、毎日新聞社の朝比奈豊社長、朝日新聞社の木村伊量(ただかず)社長、日本将棋連盟の谷川浩司会長による主催者挨拶に始まり、大和証券グループ本社の松下浩一常務執行役の協賛社挨拶、来賓として下村博文・文部科学大臣も駆けつけてご挨拶いただきました。そして、俳優の渡辺徹氏が乾杯の挨拶をしました。
歓談の途中で、第1局の副立会人を務める木村一基八段のお嬢さん2人が両対局者に花束を贈呈し、続いて羽生三冠と森内名人が決意表明を行いました。
その後、第1局の立会人・佐藤康光九段、副立会人の木村八段、佐藤天彦七段、記録係の石田直裕四段が紹介され、続いて今期名人戦の見どころについて、立会人、副立会人の3人が話しました。
藤田観光株式会社の瀬川章社長による中締めで前夜祭を終了しました。
森内名人「最近はコンピュータと棋士と戦う電王戦で、将棋界が盛り上がっています。この名人戦では、人間と人間との戦いを感じて見ていただければと思います」
挑戦者の羽生三冠「この6年間、春になると椿山荘で名人戦の第1局があります。いつも桜が満開ですが、今年は繰り上がった感じで、同じような景色でも変化しているのだな、と思いました。この素晴らしい舞台で将棋を指せることは誇りであり、喜びでもあります。自分の持っている力を出し切りたい」
朝比奈 毎日新聞社社長
木村 朝日新聞社社長
谷川 日本将棋連盟会長
松下 大和証券グループ本社常務執行役
下村 文部科学大臣
俳優の渡辺氏による乾杯挨拶
花束贈呈。前列左から木村友香ちゃん(7歳)若葉ちゃん(4歳)
第1局の関係棋士紹介。左から石田四段、佐藤(天)七段、木村八段、佐藤(康)九段
瀬川 藤田観光株式会社社長による中締め