日本女子プロ将棋協会(LPSA)による マイナビ女子オープン対局放棄についての記者会見の模様

更新:2013年01月30日 18:30

 本日、日本将棋連盟は東京・将棋会館で標記の対局放棄について、渉外担当の田中寅彦専務理事、島朗理事、木村明弘渉外部部長待遇が出席して記者会見を開きました。
 冒頭、田中専務が声明文を読み上げ、本日、第6期マイナビ女子オープン(マイナビ主催)準決勝で石橋幸緒女流四段(LPSA所属)の対局放棄により里見香奈女流四冠が不戦勝になったことを報告し、LPSA側の一連の行動に対して強い遺憾の意を表明しました。
 その後、東京将棋記者会会員による質問に答える形で、田中専務は第6期マイナビ女子オープンに関する、マイナビ、連盟、LPSAの三者間における契約解除の通知書を、LPSA側が今月28日に連盟に送付してきたこと、今後の対応については、法的対抗措置を含めて弁護士と検討中であることを明らかにしました。
 また、田中専務は「谷川新体制になったばかりなのになんとも残念でならない。第7期マイナビ女子オープンについては、今後マイナビ社と真摯に話し合いをしていく」と話しました。

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記者会見の模様
写真上段左:田中専務
写真上段右:島理事
写真下段右:木村渉外部部長待遇

日本女子プロ将棋協会(LPSA)によるマイナビ女子オープン対局放棄に対する声明

 本日、午前10時から石橋幸緒女流四段(LPSA所属)と里見香奈女流四冠(日本将棋連盟所属)の両対局者によるマイナビ女子オープン準決勝が行われましたが、石橋女流四段が欠席したため不戦敗により、里見女流四冠の勝利が確定しました。

 さて、LPSAの今回の一連の行動(所為)は、合理的な理由もなく、かつ、連盟には何の事前連絡もなく、棋戦の途中で一方的に契約を解除した上、対局を放棄したものであり、棋戦の正常な運営を妨害するもので、社会的にみて許されるものではありません。
 また、第6期マイナビ女子オープンに関する、マイナビ、連盟、LPSAの三者間における契約について、LPSAは、連盟に対しても契約解除の通知書を送付してきましたが、有効な解除事由はどこにも認められません。
 無効な解除の通知であり、連盟としては契約違反をするとの通知だと理解され大変遺憾に思います。
 連盟としては法的対抗措置を含めて今後、検討したいと考えております。
 第7期については今後、マイナビ社と話し合いをしていきます。
 契約継続に関しては、現段階では白紙の状態です。

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