寛仁さまのご逝去に謹んで哀悼の意を表します

更新:2012年06月14日 16:40

将棋に造詣の深かった三笠宮家の寛仁(ともひと)親王殿下(66)は6月6日にご逝去され、本日14日に斂葬(れんそう)の儀が行われました。謹んで哀悼の意を表します。(「寛」は「寛に『、』が付く字」)

 米長邦雄・日本将棋連盟会長談

「寛仁さまは、ご自身でも愛棋家とおっしゃるほどで、昭和55年から始まった、今年で第33回を数える中学生選抜将棋選手権大会の第2回からは名誉総裁としてお迎えし、長くご指導を賜っておりました。平成11年の第20回記念では、女子の部の創設を発案され、今日まで続いております。この時の優勝者が現在の村田智穂女流二段でございます。
寛仁さまは、代表選手の中学生に対して、全力を尽くし、正々堂々と対局すること、そしてただ勝ち負けでなく、地元に帰ったあとで将棋の仲間を大勢つくってほしい、と要望されておられました。
また、第1回国際フォーラムの名誉総裁もお引き受けくださり、さらに今年で第25回を数える高等学校将棋竜王戦の全国大会にも、節目の第15回、第20回にご出席くださいました。
悲しみは深まるばかりでございますが、寛仁さまの愛された将棋の普及、発展に今後とも全力を尽くしてまいります」

寛仁さま01

写真は加藤治郎名誉九段(右)との対局。観戦は石田和雄八段(現九段)=昭和56年10月2日、東京・将棋会館で。撮影・弦巻勝

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