第33期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様

更新:2011年11月30日 11:53

2011年11月30日(水)、東京都港区「明治記念館」にて『第33期霧島酒造杯女流王将戦表彰式』が執り行われました。

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一般の方々も参加され、約100名が出席された式は協賛の霧島酒造株式会社江夏順行代表取締役社長の挨拶から始まり、主催の株式会社囲碁将棋チャンネル岡本光正代表取締役社長、日本将棋連盟米長邦雄会長の挨拶があり、賞状・賞金・賞杯・記念品の授与、里見香奈女流王将の謝辞へと進みました。

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写真:江夏代表取締役社長
「霧島創業記念館『吉助』で行われた第1局は、里見女流王将の終盤の強さが光り、その後も連勝で初防衛をされた。また、時代が厳しく変化する中で疾風怒濤のごとく史上最速、最年少で女流五段に昇段され、正に日本のイナズマだと思う。女流王将戦の開催により、青少年に夢を与え地元にも貢献できたのではと嬉しく思っている。里見女流王将の今後のご活躍を期待したい。」

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写真:岡本代表取締役社長
「素晴しい熱戦が繰り広げられたシリーズだった。来年は、囲碁将棋チャンネルではハイビジョンの放送で熱戦をお届けする。来期も厳しい相手が挑戦することと思うが、ぜひ来年もこの席でお会いしたい。」

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写真:米長会長
「里見女流王将は奨励会に在籍し、朝早くから夜遅くまで一生懸命頑張っており、地元の出雲市を挙げて応援していただいている。今後は、自分よりも年下の相手が増えてくると思うが、より一層精進して活躍してもらいたい。」

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写真左:表彰状授与
写真右:記念品(2升5合の『霧島』)授与

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写真:里見女流王将
「震災の中で、将棋を指すことに戸惑いもあったが、自分のためでなく東北の皆様のために全力で臨んだ。奨励会に在籍し厳しさも感じるが自分自身で決めたことなので、頑張りたい。」

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写真左:記念品、賞杯
写真右:里見女流王将


祝賀パーティーは里見女流王将の師匠である森けい二九段の乾杯の発声で霧島酒造様よりご提供いただいた『霧島ビール』で乾杯し、里見女流王将を囲んでの祝賀パーティーが始まりました。
祝賀パーティーでは、一般のファンの方々と駒桜会員の方々へ里見女流王将から「次の一手」問題が出されました。

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写真:「次の一手」問題図は宮崎県都城市 霧島創業記念館「吉助」で行われた第1局から。(便宜上先後は逆です。)
候補手は(1)9六角、(2)7五桂、(3)7三歩成。

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正解は(1)でした。
祝賀パーティーでは、日本将棋連盟中川大輔常務理事との解説の後、正解者の中から抽選で10名の方に里見女流王将の直筆色紙が手渡されました。表彰式、祝賀パーティーともに終始和やかに終了しました。出席された方々には霧島酒造様よりご提供いただきました焼酎が、一般参加の方々には女流棋士の扇子が贈られました。

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