第32期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様

更新:2010年12月04日 11:48

 2010年12月2日(木)、東京都港区「明治記念館」にて『第32期霧島酒造杯女流王将戦表彰式』が執り行われました。

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写真:里見香奈女流王将

 一般の方々も参加され、約120名が出席された式は協賛の霧島酒造株式会社江夏順行代表取締役社長の挨拶から始まり、主催の株式会社囲碁将棋チャンネル宮澤誠代表取締役社長、日本将棋連盟米長邦雄会長の挨拶があり、賞状・賞金・賞杯・記念品の授与、花束贈呈へとすすみ、里見香奈女流王将の謝辞で終了いたしました。

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写真左:江夏代表取締役社長
「18歳での破竹の快挙、まさに出雲のイナズマだと思う。今後は新たな記録に挑戦してもらいたい。」と里見女流王将を激励され、霧島酒造杯女流王将戦については「紆余曲折、様々なことがあったが、女流王将戦という凛とした伝統ある棋戦を続けられたことは大変嬉しいこと。 今後も皆様にご支援いただき、女流王将戦が長い歴史に刻まれることを願っている。」と話された。
写真中:宮澤代表取締役社長
「18歳7ヶ月での三冠は快挙。将棋界の新しいスターの誕生は喜ばしいことだと思う。これからも力をつけて強くなっていく里見女流王将を周囲もあせらず、大きく育つように見守ってあげてほしい。なお、元旦(2011年1月1日)に里見女流王将と広瀬王位の対局を囲碁将棋チャンネルで放送するので、旬な二人の対局をぜひ観ていただきたい。」
写真右:米長会長
「三番勝負は期待にこたえる良い内容だったと思う。里見女流王将は倉敷藤花戦を見ても負けたところからのスタートで、大変勝負強いと感じる。次は女流名人位戦、頑張ってもらいたい。また、女流王将戦は30年以上の長い歴史のある棋戦だが色々な経緯がある。霧島酒造様と囲碁将棋チャンネル様のバックアップがなければ今日はなかった。このことからも、女流棋士は大勢の人々の厚意に支えられていると思う。感謝の気持ちで女流棋士は一丸となり、女流棋界を盛り上げてもらいたい。」

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写真左:表彰状授与
写真右:記念品(2升5合の『霧島』)授与

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写真:里見女流王将
「1局目は初めて伺った場所・都城で行い、自分の住んでいる出雲市と似ていてすごく落ち着く所だったため落ち着いて対局出来たが、作戦負けで、清水女流が一枚上手だと改めて実感させられた。2局目に勝利し、帰りの電車で色々な方々から入っていたメールを読み、とても嬉しく、幸せだった。その方達も含め、周りの方々に盤上で感謝を表すことが恩返しになると思う、また、20歳になった時は都城で勝利の一杯を飲みたい。」

 株式会社東北新社及び株式会社囲碁将棋チャンネル岡本光正常務取締役の乾杯のご発声、霧島酒造様よりご提供いただいた『霧島ビール』で乾杯し、里見女流王将を囲んでの祝賀パーティーが始まりました。

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写真:霧島酒造の方々と里見女流王将母子

 祝賀パーティーでは一般のファンの方々と駒桜会員の方々へ里見女流王将から「次の一手」問題が出され、日本将棋連盟青野照市常務理事との解説の後、正解者には里見女流王将の直筆色紙が手渡されました。

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写真:「次の一手」解説の模様

 表彰式、祝賀パーティーともに盛会の内に終了しました。出席された方々には霧島酒造様よりご提供いただきました芋麹焼酎『吉助』が、一般参加の方々には里見女流王将の扇子が配られました。

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