第68期名人就位式の模様

更新:2010年08月07日 11:05

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 2010年7月30日(金)、東京都文京区「椿山荘」にて2度目の3連覇を達成し、通算7期目の名人位を獲得した羽生善治名人を囲んでの『第68期名人就位式』が執り行われました。将棋ファンの方が多数参加され、450名が出席した式は主催社である朝日新聞社秋山耿太郎代表取締役社長、毎日新聞社朝比奈豊代表取締役社長、日本将棋連盟米長邦雄会長、協賛社の大和証券グループ本社植原恵子執行役からの挨拶があり、推戴状、賞金目録、記念品の授与、原口一博総務大臣からの祝辞、ファンの方からの花束贈呈、羽生名人からの謝辞へとすすみました。

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写真左:秋山代表取締役社長
「羽生名人も今年40歳、これから円熟の時期、羽生名人の言葉にある「地を這うように粘り強く」今後も名人の道を歩き続けていってほしい。」
写真右:朝比奈代表取締役社長
「羽生名人の怯えず、勇気を持って一歩を踏み出すという姿勢、この姿勢を持って名人を続けていってもらいたい。」

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写真左:米長会長
「今シリーズは、挑戦者の三浦八段の研究した指し手を堂々と受けて立ち、いつの間にか勝利を引き寄せていた。」
写真右:植原執行役
「以前、羽生名人が4連勝した時に株価が上がった。今回もそうであればありがたいが、やはり7局までの激戦も見てみたい。」

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写真左:推戴状授与
写真右:協賛社・大和証券グループ本社より記念品の贈呈。羽生名人の生まれた年・名人を獲得した年等、羽生名人に関係する年の五大シャトーのワイン

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写真:イギリスで将棋を覚え、勉強している男の子から花束の贈呈

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写真:原口総務大臣
「羽生名人の指し方は天が味方をしたのを一瞬感じる。それは日々の精進や真正面からぶつかる姿勢からのものである。様々なことを教えられた。今後も活躍を願っている。また、「将棋」という伝統文化を大切にし、守っている方々を応援していきたい。」

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写真:羽生名人
「今シリーズは、挑戦者の三浦八段はどこまでも考え、準備していた。指し手だけに表れるのではない奥深さをひしひしと感じた。また、名人戦は全国から公募されて決まった対局場で行う。この3年、対局者として参加して、各地にいるたくさんの人たちの熱意があって続いていると感じた。私もそれにふさわしい将棋を指しさなくてはいけないと強く思っている。」

指揮者の小林研一郎さんから乾杯のご発声があり、祝賀会が始まりました。

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「5年前、雑誌の対談で知り合った指揮者の小林さんからサプライズで歌のプレゼント」

藤田観光田口泰一副社長の挨拶があり、就位式・祝賀会ともに盛会の内に終了いたしました。

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写真:田口副社長
「名人戦と言えば椿山荘と言われるように頑張っていきたい。」

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