第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式

更新:2009年12月03日 10:48

 2009年11月30日(月)、東京都港区「明治記念館」にて『第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式』が執り行われました。

第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様1 「昨年、女流王将戦休止、という知らせを受けた時は、1年に1回のタイトル戦であり、1局1局身を削る思いで必死で守った大事なタイトルだったのでショックで倒れてしまったが、研鑽を重ねて1年、復帰の知らせを受けた時に今度は嬉しさで倒れてしまった。」と女流王将戦に対する思いをユーモラスに話されました。また、今期の女流王将戦については次のように振り返られました。「テレビタイトル戦として生まれ変わった女流王将戦は早指しになったこともあり、今までと異なる状況・環境で、新たなタイトル戦に挑戦したような新鮮な気分だった。また、勢いのある、ひたむきな、新しい将棋を指す挑戦者の上田初美女流二段のような若手と指すことが出来るのは素晴らしいチャンスだと思って戦った。探究心を持ち続けられたことが今回の好結果に繋がった。」
一般の方々も参加され、約120名が出席された式は協賛の霧島酒造株式会社江夏順行代表取締役社長の挨拶から始まり、主催のサテライトカルチャージャパン株式会社勝股信昭取締役統括部長、日本将棋連盟米長邦雄会長の挨拶があり、賞状・賞金・賞杯・記念品の授与へとすすみ、清水市代女流王将の謝辞で終了いたしました。

第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様2 「優しく、おだやかな姿だが、将棋の時は粘り強く、強さのある女流棋士だと改めて思った。女流王将位通算10期獲得までもうすぐ。新たな記録に挑戦する清水女流王将を応援している。」と清水女流王将を激励。また、女流王将戦については次のように話された。「平成12年、霧島酒造創業時の建物として移築した『吉助』のこけら落としとして女流王将戦を開催してから、今年で10年目。途切れることなく、開催出来たことを嬉しく思っている。今では地元に定着した棋戦になり、都城という場所を全国の方々に知ってもらえる良い棋戦になった。」

第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様3  第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様4
写真左:勝股取締役統括部長 写真右:米長会長

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写真左:表彰状授与 写真右:記念品授与 2升5合の『霧島』が贈られた。

表彰式の後、霧島酒造様よりご提供いただいた『霧島ビール』で乾杯、祝賀パーティーが始まりました。

第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様7  第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様8
写真左:『霧島ビール(ゴールデン)』

 祝賀パーティーでは一般のファンの方々へ清水女流王将から「次の一手」問題が出されました。
「次の一手」問題図は宮崎県都城市「霧島創業記念館『吉助』」で行われた第1局からで、清水女流王将からのヒントは「ウマい決め手」、候補手は①7二歩成②6七桂③7五馬でした。


第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様9
写真:正解は③でした。正解者の中から抽選で清水女流王将直筆色紙がプレゼントされました。

 表彰式、祝賀パーティーともに盛会の内に終了しました。
出席された方々にはこちらも霧島酒造様よりご提供いただきました芋麹焼酎『吉助』が配られました。

第31期霧島酒造杯女流王将戦表彰式の模様10

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