女流棋士新法人設立準備委員会より各界への寄付の要請に関する理事会の立場について

更新:2007年02月14日 15:25

女流棋士新法人設立準備委員会より
各界への寄付の要請に関する理事会の立場について

 女流棋士新法人設立準備委員会より関係各位に対し、2月吉日付けにて「女流棋士新法人 女流棋士協会(仮称)設立にむけて ご寄付のお願い」と題する文書が送付されており、同文書に対する弊社団の立場について、さまざまな方よりご質問、問い合わせをいただいております。
 そこで、以下のとおり、同寄付依頼文書に対する弊社団理事会の立場をご説明申し上げます。

  1. まず、寄付を依頼しております「女流棋士新法人設立準備委員会」は、昨年12月1日の日本将棋連盟女流棋士会(臨時)総会決議に基づいて創設された、女流棋士の新団体の設立をめざすという点において、これまでの日本将棋連盟女流棋士会とは異なる全く新しい団体であり、弊社団とは全く別の存在であることをまず、ご理解下さい。
    また同委員会は、弊社団の傘下にある日本将棋連盟女流棋士会とも相対的に独立した団体です。従いまして、上記の寄付募集には、弊社団は全く関わっておりません。
    また、上記「日本将棋連盟女流棋士会」の名において行われるものでもなく、上記「女流棋士新法人設立準備委員会」の名において行われるものです。
  2. また、同寄付は、女流棋士の新法人の設立準備、および同法人の運営に使用されるものとなります。
  3. 従いまして、社団法人日本将棋連盟理事会といたしましては、上記の寄付の要請を受けられた方々が、以上の趣旨をよくご理解のうえ、自主的に、同寄付の要請に応じられるか否かをお決めいただくようお願いするものです。


    なお、当理事会は、女流棋士団体の独立の動きが、できうる限り円満な形で進むことを望む立場から、弊社団顧問弁護士を通じ、下記のような希望を女流棋士新法人設立準備委員会宛に提出済みであることを申し添えます。


当理事会として貴会が次のような点につき早急にご配慮下さるよう希望いたします。

  1. 女流棋士会と理事会との、仲間としての話し合いの機会を設けていただくこと。
  2. 未成年の女流棋士ならびに育成会員の親権者と、貴会、当理事会の三者間の話し合いの機会を設けていただくこと。
  3. 貴会と、当理事会、女流棋士の師匠との話し合いの機会を設けていただくこと。
  4. 以上の話し合いの席に、貴会および理事会の顧問弁護士が立ち会えるようにし、法的な問題につき、参加者の説明に答えられるようにすること。

2007年2月14日
社団法人 日本将棋連盟 理事会

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