「朝日杯将棋オープン戦」の仕組みや特長について
更新:2019年02月15日 15:00
朝日杯将棋オープン戦は、全棋士とアマチュア10人、女流棋士3名で行われる一般棋戦です。一次予選、二次予選のトーナメント戦を勝ち上がった棋士とシード棋士の16名で本戦トーナメントを行い、優勝者を決めます。例年2月に決勝戦が行われます。
主催は朝日新聞社です。2007年に一般公式戦として創設されました。
朝日杯将棋オープン戦の仕組み
一次予選
全棋士、アマチュア10名、女流棋士3名が16ブロックに分かれて行うトーナメント戦です。アマチュアと女流棋士は各ブロックに1人ずつ割り振られ、1回戦から出場します。各ブロックの優勝者が二次予選に進出します。
アマ・女流棋士の参加条件
朝日アマ名人、朝日アマ名人戦全国大会ベスト8進出者、学生名人の計10名。女流棋士は主催者推薦3名を選抜。
二次予選
一次予選を勝ち上がった16名と二次予選からのシード棋士16名が8ブロックに分かれて行うトーナメント戦です。トーナメントは、一次予選を突破した棋士とシード棋士が1回戦で対戦するように組まれます。各ブロックの優勝者が本戦トーナメントに進出します。
本戦トーナメント
二次予選を勝ち上がった8名とシード棋士8名がトーナメントを行います。準決勝・決勝は2月に東京・有楽町マリオンの有楽町朝日ホールで、公開対局の形式で行われます。
トーナメント戦 | 決勝 | |
---|---|---|
開催時期 | 6月~翌年2月 | 2月 |
持ち時間 | 40分 | 40分 |
対局開始時間 | 10:00、14:00、19:00 | 14:30 |
昼食休憩 | なし | なし |
夕食休憩 | なし | なし |
歴代優勝者
これまでに羽生善治九段のみが、複数回優勝と連覇を果たしています。
回 | 年度 | 棋士名 |
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第11回 | 2017 | 藤井聡太 |
第10回 | 2016 | 八代弥 |
第9回 | 2015 | 羽生善治 |
第8回 | 2014 | 羽生善治 |
第7回 | 2013 | 羽生善治 |
第6回 | 2012 | 渡辺明 |
第5回 | 2011 | 羽生善治 |
第4回 | 2010 | 木村一基 |
第3回 | 2009 | 羽生善治 |
第2回 | 2008 | 阿久津主税 |
第1回 | 2007 | 行方尚史 |