第37回全国高等学校将棋竜王戦　開催報告

日本将棋連盟創立100周年記念　第37回全国高等学校将棋竜王戦全国大会が8月20日（火）・21日（水）に電気ビル共創館（福岡市）で開催されました。

各都道府県予選を勝ち抜いた47名の代表選手および前年度優勝選手1名、女子招待選手4名を加えた計52名の選手が参加しました。

日本将棋連盟会長 羽生善治による挨拶

九州電力株式会社相談役 貫正義 様によるご挨拶

大塚製薬株式会社カロリーメイトプロダクトマーケティングマネージャー 森﨑恭平 様によるご挨拶

大会１日目の8月20日（火）は代表選手を4名１組のリーグに分け２勝通過２敗敗退の予選を行いました。

対局の模様

大会2日目・対局を観戦する藤井聡太 竜王

2日目の8月21日（水）は予選通過者26名によるトーナメント戦で優勝を争いました。
予選で敗れてしまった選手は藤井聡太竜王杯争奪戦に出場し、上位2名にはそれぞれ努力賞と敢闘賞が授与されました。

決勝トーナメントまたは竜王杯争奪戦で敗退した選手には、中田功八段、豊川孝弘七段による指導対局が行われました。

中田八段による指導対局

豊川七段による指導対局

　
写真左：藤井聡太竜王杯争奪戦決勝戦その①
今村暁さん（山梨）VS清野達嗣さん（山形）の対局は清野さんが勝利し努力賞を受賞しました。
写真右：藤井聡太竜王杯争奪戦決勝戦その②
小西海さん（青森）VS河野諒さん（大分）の対局は河野さんが勝利し敢闘賞を受賞しました。

＜決勝戦＞

羽生会長（中央）と（中央右）の立会のもと、別室にて行われた決勝戦
東京都代表・遠田直季さん（左）VS佐賀県代表・小野竜聖さん（右）の対局は遠田さんが勝利し、初優勝を飾りました。

中田八段と豊川七段の解説で行われた大盤解説

中盤戦は藤井竜王による解説も行われました。

終局後、対局者を交え感想戦が行われました。

＜閉会式＞

審判長・藤井聡太竜王による講評

羽生善治会長による閉会の挨拶

入賞者集合写真（下段左から第三位・齋藤駿汰さん、準優勝・小野竜聖さん、優勝・遠田直季さん、第三位・小雀悟さん、上段左から中田功八段、藤井聡太竜王、羽生善治会長、読売新聞西部本社代表取締役社長増田雅己様、株式会社ＱＴｎｅｔ代表取締役社長執行役員小倉良夫様、豊川孝弘七段）

　
特別協力いただいている大塚製薬様より入賞した選手へカロリーメイト詰め合わせが贈られました。

竜王杯争奪戦受賞者（左から努力賞・清野達嗣さん、敢闘賞・河野諒さん）

高校竜王戦では、女子高生への将棋普及と棋力向上を目的とし、免状を所持していない女子選手に対し初段免状を授与している。今回該当したのは女子招待選手・古谷香乃さん（駿台甲府高等学校１年）。
写真：羽生会長、藤井竜王との記念撮影

＜大会結果＞

本戦入賞者
優　勝　遠田直季　さん（東京都代表　早稲田高等学校２年）
準優勝　小野竜聖　さん（佐賀県代表　佐賀星生学園３年）
第三位　小雀　悟　さん（神奈川県代表　横浜高等学校３年）
第三位　齋藤駿汰　さん（前年度優勝　北海道札幌南高等学校３年）

藤井聡太竜王杯争奪戦受賞者
努力賞　清野達嗣　さん（山形県代表　山形県立寒河江高等学校３年）
敢闘賞　河野　諒　さん（大分県代表　大分県立大分上野丘高等学校２年）

主　催

公益社団法人日本将棋連盟　読売新聞社

後　援

文部科学省　福岡県　福岡県教育委員会　福岡市　福岡市教育委員会
公益社団法人全国高等学校文化連盟　ＦＢＳ福岡放送

協　賛

九州電力株式会社　株式会社 ＱＴｎｅｔ

特別協力

大塚製薬株式会社

協　力

株式会社電気ビル