将棋を通じた国際交流!東京都立大学留学生向けイベントレポート

更新:2024年01月30日 14:00

1月19日(金)、東京都立大学で留学生向け将棋イベントを行いました。

 東京都立大学では、学生交換協定を結んでいる大学の学生を対象として、3週間の『日本語・日本事情短期集中コース(サマープログラム・ウインタープログラム)』を開講しています。こちらのコース内では、留学生向けに日本人学生との交流の場や日本文化体験の機会を提供しており、今回は将棋の会を実施いたしました。

 講師は遠山雄亮六段と和田はな女流1級です。
 また、都立大学は法学系特別講義「将棋で学ぶ法的思考・文書作成」を開講しており、非常勤講師を務める片上大輔七段(常務理事)も補助として参加いたしました。
※法律学政治学特殊講義(将棋で学ぶ法的思考・文書作成)シラバス
http://www.kyouikujouhou.eas.tmu.ac.jp/syllabus/2023/A/5/2023_A2_G0091.html

 留学生はイギリス・オーストラリア・台湾・中国・マレーシアと様々な国籍の方15名、都立大生は将棋部員含め7名に参加いただきました。
まずは将棋の起源やルールの講義から始めていきます。
遠山六段が作成した資料を用いて、和田女流が英語で説明しました。

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 その後、王将と歩の2種類の駒を使用したゲームを実践。「成る」「取る」「打つ」を覚えながら徐々に駒の種類を増やしていきます。

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 将棋の礼儀作法も学びます。ゲームを始める際は、「よろしくお願いします」、終わる際は「負けました」「ありがとうございました」の挨拶を参加者で実践しました。途中で「駒の持ち方・指し方」として、遠山六段がプロの駒の指し方を直接指導していきます。

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 基本的には留学生と日本人の都立大生でペアを組みました。参加者同士で会話を楽しみながら対局し、国際交流の良い機会となりました。
また、「家族にも教えたい」とルールブックを多めに持ち帰る留学生もいました。日本人の参加者の中でも将棋を初めて知る方が多く、日本人と外国人の両方とも伝統文化としての将棋を学ぶことができたイベントとなりました。

将棋連盟では学校教育への将棋導入事業を行っております。
学校内において、将棋というわが国が誇るべき伝統文化にふれることにより、 日本文化の理解を深める機会を設け、礼儀作法の習得、集中力や忍耐力、相手を思いやる気持ちなど 児童・生徒の豊かな心や生きる力をはぐくむ機会を設けます。
将棋講師の派遣だけでなく、将棋盤・駒の貸出しや将棋ルールブック(冊子)の配布も行っておりますのでお気軽にご連絡ください。
詳細はこちらから
https://www.shogi.or.jp/about/activity/education/?mi=top

お問い合わせ先
・東京本部 学校教育係
〒151-8516渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
電話 03-3408-6165  メール gakkou@shogi.or.jp

・関西本部 学校教育係
〒553-0003大阪市福島区福島6-3-11
メール kansai-fukyu@shogi.or.jp

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