第42回全国盲人将棋大会レポート

第42回全国盲人将棋大会が平成30年11月24日、25日の両日、アルカディア市ヶ谷で開催されました。
大会には視覚障害を有する将棋愛好者が参加し、Ｓ級（Ａ級優勝者）8名・Ａ級（有段者の部）18名、Ｂ級（段位以下の部）20名、Ｃ級（初心者の部）8名の計54名が北は北海道、南は九州から参加されました。
大会は審判長・屋敷伸之九段、副審判長・竹部さゆり女流三段が務めました。
多くのボランティアの方が、指し手読み上げ、棋譜取り、感想戦に参加しました。将棋のみならず参加者の移動の介助も行ってくださいました。対戦が終わると、将棋を指し交流を深めていました。結果は以下のとおり。

大会の模様(社会福祉法人日本盲人会連合ページ)

Ｓ級優勝　石川　准（静　岡)
Ａ級優勝　斎藤照行（神奈川）　２位　西山洋一（神奈川）　３位　鷲頭芳夫（北海道）
Ｂ級優勝　関口　透（千　葉）　２位　宮本　博（東　京）　３位　近藤悠斗（東　京）
Ｃ級優勝　廣嵜孝夫（東　京）　２位　篠崎聡美（東　京）　３位　仲野明治（千　葉）
交流戦優勝　長谷川智也（愛　知）　広瀬進市（群　馬）

厚生労働大臣賞・ＮＨＫ会長賞・日本将棋連盟会長賞・日盲連会長賞・記念品が贈られました。この模様は12月16日（日）Ｅテレ「将棋フォーカス」内で放送されます。

【開会式の様子】

　
写真左：開会の挨拶をする日本盲人連合会副会長及川清隆様
写真右：激励の言葉を贈る、審判長屋敷九段・副審判長竹部さゆり女流

【大会の様子】

　
写真左：大会を見回る屋敷九段
写真右：竹部女流三段

1日目終了後、屋敷九段の「記憶を刺激する将棋のエピソード」という題目で講演会が行われました。その後懇親会が開催され、楽しいひと時を過ごされました。

【指導対局の様子】11/25

2日目には指導対局が行われました。

【表彰式の様子】

Ｓ級優勝の石川准さん（静岡県）

　
写真左：Ａ級入賞者
写真右：Ｂ級入賞者

Ｃ級入賞者

　
写真左：社会福祉法人日本盲人連合会より日本将棋連盟に感謝状が贈られ挨拶する森下常務
写真右：閉会の挨拶をする将友会副会長中山文夫様

後日感謝状が届けられました。森下卓常務理事と日本盲人会連合会常務理事後藤英信様

主催：社会福祉法人日本盲人会連合
後援：厚生労働省、日本放送協会、公益社団法人日本将棋連盟
協賛：一般財団法人安全交通試験研究センター、株式会社エクシオテック、
　　　株式会社サン工芸、レハ・ビジョン株式会社、トーワ株式会社、篠原電機株式会社
協力：将友会

今回お手伝いをいただいた将棋部：富士通（株）・関東大学将棋連盟（神奈川・慶応・駒沢・東京・東京医科歯科・日大・法政・早稲田）早稲田ＯＢ会・東京都支部連合会・棋友館支部