10月19日、日経本社で映画「聖の青春」公開記念イベント 約400人が来場

更新:2016年10月24日 14:10

10月19日(水)、第64期将棋王座戦五番勝負で糸谷哲郎八段の挑戦を3連勝で退けて防衛した羽生善治王座を迎えて、東京・大手町の日経本社「SPACE NIO」で、映画「聖の青春」公開記念イベント「羽生王座が語る 棋士の境地」(主催:日本経済新聞社、協力:KADOKAWA)が開かれました。約400人が来場し、羽生王座と映画「聖の青春」の原作者で作家の大崎善生氏との対談や、羽生王座の自戦解説を熱心に聴き入りました。

「聖の青春」公開記念 羽生王座が語る棋士の境地_01

午後6時30分に始まった第一部『羽生王座と映画「聖の青春」原作者大崎善生氏、村山聖九段を語る』では、早世した天才棋士・村山九段が生涯のライバルとして目標にした羽生王座と、大崎氏が村山九段の思い出を語り合いました。二人は、村山九段のユニークな面も織り交ぜながら振り返りました。羽生王座は村山九段の将棋について「とんでもなくさえていた。棋士の中でも異質なタイプだなと思いました」と語っています。

第二部『羽生王座自戦解説・五番勝負「会心の譜」』では、羽生王座が王座戦五番勝負の中から、大崎氏が日本経済新聞に観戦記を寄稿した第1局を「会心の譜」として、振り返りました。聞き手の大崎氏を相手に、羽生王座は、糸谷八段が後手一手損角換わり戦法を選んで序盤から力戦となった対局のポイントをわかりやすく解説。イベントは盛況のうちに午後8時に終了しました。

イベントの途中には、抽選会も催され、映画「聖の青春」の鑑賞券や、羽生王座の直筆色紙、映画関連グッズが抽選でプレゼントされました。このイベントは王座戦第5局の大盤解説会に代わって催されました。第5局がなかった場合、新王座としてイベント出演にすることについては、五番勝負の開幕前に、羽生王座だけでなく、挑戦者で村山九段とは同門同郷の糸谷八段も了承していたということです。

「聖の青春」公開記念 羽生王座が語る棋士の境地_02

映画『聖の青春』
11月19日(土)丸の内ピカデリー他全国公開
satoshi-movie.jp

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