乃木坂46の伊藤かりんさん、9マス将棋に挑戦!
更新:2016年08月03日 15:20
月刊「将棋世界」に『かりんの将棋部屋』を連載中の、乃木坂46の伊藤かりんさんが来連され、9マス将棋を考案した青野照市九段と9マス将棋のおもしろさや奥深さを体験して頂きました。(※以下敬称略)
- 青野
- 「9マス将棋は、将棋を覚えたばかりの人に、駒を取る、成る、打つ、王手をする、ということを効率よく覚えてもらいたいと思ったことがきっかけで、作りました。」 「この9マスの中には打ち歩詰めや千日手など、将棋の要素がいっぱい詰まっているんですよ。」
- かりん
- 「私も最初の方の問題は易しいな、と思ったんですけれど、上級問題はどちらが勝っているのか、分りませんでした。」
- 青野
- 「さっそく1局指してみましょう。まずはこの問題。」(第1図)
- かりん
- 「金打ちで詰みですね。」
- 青野
- 「ですね。では、この配置だと、どう指しますか?」(第2図)
- かりん
- (小考後)「▲2二歩ですか・・・?」
- 青野
- 「正解。以下△1二玉▲2一歩成△2三金となって、これは千日手になります。」 「もう一題解いてみてください。」(第3図)
- かりん
- 「最初は▲1二歩ですね。」
- 青野
- 「これは△同銀と取るしかない。」
- かりん
- 「▲同銀と取って△同玉に、あれっ!銀だと詰まないかな?」
- 青野
- 「続けるなら、▲2三銀ですが、△1三玉▲2二銀△1二玉▲3一銀不成に△2一歩となって、これはまだまだ続きます。第2図では、▲1二歩△同銀に銀を取らずに▲2二銀。」
- かりん
- 「あっ!詰んでますね!」
- 青野
- 「盲点に入っちゃうんです。他の問題でも簡単に勝ちになる手や、手順を逃すと、どちらが勝つか分らなくなります。」
- かりん
- 「おもしろいですね。周りの人にも教えて楽しんでみます。本日は、ありがとうございました。」
- 青野
- 「よろしくお願いします。」



「9マス将棋」は、幻冬舎より8月25日に発売されます。(定価1,600円・税別)