第1期電王戦 閉幕 将棋ソフト"PONANZA"が2連勝で勝ち越し 叡王戦・電王戦の来期開催発表、羽生善治九段が初エントリー
更新:2016年05月23日 16:25
株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司 以下、ドワンゴ)および公益社団法人 日本将棋連盟(東京都渋谷区、会長:谷川浩司 以下、日本将棋連盟)が主催する「第1期電王戦」の最終局・第2局が2016年5月21日・22日に比叡山延暦寺(滋賀県大津市)で行われ、将棋ソフト「PONANZA」が山崎隆之叡王に白星を挙げ、2勝0敗で勝ち越しを決めました。
対局後の記者会見では、「第2期叡王戦」、「第4回将棋電王トーナメント」および「第2期電王戦」の開催を発表しました。5月28日(土)に開幕となる第2期叡王戦については、エントリーした出場棋士を公表しました。今回、羽生善治九段、堀口弘治七段、有森浩三七段が初エントリーとなります。
このほか、各棋戦の発表内容は下記の通りです。
第1期電王戦 結果
【第1局】
- 日時
- 2016年4月9日(土)~10日(日)
- 対局場所
- 関山中尊寺
- 対局結果
- 【後手】山崎隆之叡王 vs 【先手】PONANZA(開発:山本一成、下山晃)⇒85手でPONANZAの勝ち
- ニコニコ生放送
-
【初 日】http://live.nicovideo.jp/watch/lv250229353
【2日目】http://live.nicovideo.jp/watch/lv250239746
【第2局】
- 日時
- 2016年5月21日(土)~22日(日)
- 対局場所
- 比叡山延暦寺
- 対局結果
- 【先手】山崎隆之叡王 vs 【後手】PONANZA(開発:山本一成、下山晃)⇒118手でPONANZAの勝ち
- ニコニコ生放送
-
【初 日】http://live.nicovideo.jp/watch/lv250241978
【2日目】http://live.nicovideo.jp/watch/lv250242545
- 第1期電王戦 公式サイト
- http://denou.jp/2016/
「第2期叡王戦」概要
現役プロ棋士によるエントリー制の棋戦で、段位別予選と本戦を勝ち抜いた2名による決勝三番勝負を行います。優勝者は「叡王」の称号を得て「第2期電王戦」に出場し「第4回将棋電王トーナメント」で優勝した将棋ソフトと対局します。
- 開催時期
- 2016年5月28日(土)~2016年12月予定
- 出場資格
- 現役プロ棋士(エントリー制、優勝者はコンピュータ将棋ソフトの対局 「第2期電王戦」 に出場)
- 対戦形式
- 段位別予選と本戦からなるトーナメント戦(2016年4月1日時点の段位)
- 対局日程
-
<段位別予選> 2016年5月~9月
●出場者:エントリーした現役プロ棋士 ※山崎隆之叡王は本戦から出場
●ルール:持ち時間各1時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
●本戦出場枠:九段5枠、八段3枠、七段2枠、六段2枠、五段2枠、四段1枠の計15枠
<本戦> 2016年9月~10月
●出場者:山崎隆之叡王と予選を勝ち抜いた15名
●ルール:持ち時間各1時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
<決勝三番勝負> 2016年12月
●出場者:本戦決勝進出棋士2名
●ルール:持ち時間各5時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒 - ニコニコ生放送
- 段位別予選の約50~60局と、決勝三番勝負を初めとする本戦の全対局を中継予定
- 叡王戦 公式サイト
- http://www.eiou.jp/
- 「第2期叡王戦」トーナメント表はこちら
「第4回将棋電王トーナメント」概要
統一ハードで戦う、最強のコンピュータ将棋ソフトを決める大会です。優勝ソフトには「電王」の称号と、翌春開催の第2期電王戦への出場権が与えられます。
- 開催日程
- 2016年10月8日(土)~10月10日(月・祝)
- 出場者
- エントリーの上、出場条件を満たした将棋ソフト
- 対戦形式
- トーナメント戦
- ルール
- 後日発表
- 第4回電王トーナメント 公式サイト
- http://denou.jp/tournament2016/
「第2期電王戦」概要
「第2期叡王戦」で優勝した棋士と、「第4回電王トーナメント」で優勝した将棋ソフトによる二番勝負の対局です。
- 開催時期
- 2017年春を予定
- 出場者
- 「第2期叡王戦」の優勝者および「第4回将棋電王トーナメント」の優勝ソフト
- 対戦形式
- 二番勝負(先後1局ずつ)
- ルール
- 後日発表
- 電王戦 公式サイト
- http://denou.jp/