「電王戦タッグマッチ」トーナメント 佐藤慎一四段＆ponanzaの優勝！

　来年３月から４月にかけて開催される第３回将棋電王戦（主催・株式会社ドワンゴ、公益社団法人日本将棋連盟）
五番勝負に向けてのイベント、第２回将棋電王戦で対戦した５人の棋士と５つのコンピュータソフトがタッグを組んだトーナメント「電王戦タッグマッチ」は８月31日（土）、東京・六本木「ニコファーレ」で行われ、佐藤慎一四段＆ponanza（開発: 山本一成〈いっせい〉氏）が決勝で三浦弘行九段＆「GPS将棋」（開発:金子知適〈ともゆき〉氏ほか）を破り、優勝しました。棋士はコンピュータの考えを参考にして指し手を決めました。

　そのほか、阿部光瑠四段＆「習甦（しゅうそ）」（開発:竹内章氏）、船江恒平五段＆「ツツカナ」（開発:一丸貴則氏）、
塚田泰明九段＆「Puella α」（開発:伊藤英紀氏）が出場しました。

佐藤慎一四段のコメント

「途中苦しくなってどうやっても好転しないところがあったが、時間もなく、開き直って指したのが結果的にはよかった。第２回電王戦では負けてしまったが、今回優勝して自分が教えている子供スクールの子供たちや、応援してくれているファンの人達ににいい将棋を見せられてよかった」

山本一成氏のコメント

「優勝はとてもうれしいです。わりとponanzaの手が無視されていて（笑）...... 棋士主導でサポートできたらいいなと思っていたので優勝できてよかったです」

　解説は森内俊之名人、聞き手は矢内理絵子女流四段が担当しました。 対局・大盤解説などの模様は、株式会社ドワンゴと株式会社ニワンゴが運営する動画サイト「niconico」内のサービス「ニコニコ生放送」で生中継されました。
「将棋電王戦」の公式ホームページはこちらです。
http://ex.nicovideo.jp/denou/