「第67回全日本アマチュア将棋名人戦」全国大会【開催報告】

　今年で第67回目を迎える「全日本アマチュア将棋名人戦」が平成25年9月6日（金）～9日（月）に東京都品川区「ゆうぽうと」にて開催されました。
　各地区予選を勝ち抜いた代表選手62名に加え、前回大会優勝者と支部名人を招待した合計64名が「アマ名人」の座を目指し熱戦を繰り広げました。
　競技の模様、結果は下記をご覧ください。

【前夜祭】

6日（金）は前夜祭が催され、全国から集まった代表選手たちがそれぞれ交流を楽しんでいました。

　　
写真左：島朗日本将棋連盟常務理事
写真中央：津江章二共同通信社囲碁・将棋チーム編集長
写真右：大会審判長・中村修九段

今大会最年長選手である徳島県代表の松浦省三さん（69歳）に乾杯の音頭を取っていただきました。

前夜祭の模様

恒例となっている選手自己紹介。抽選で決まったリーグごとに翌日の対局に向けての抱負を語っていただきました。（写真は９組の４人。中央はアマ王将の今泉健司さん）

【大会1日目】

　大会1日目は予選が行われました。（予選、決勝トーナメント共に持ち時間は各50分、切れたら一手30秒未満）

優勝杯返還の模様
　前年度優勝・早咲誠和さんより中村修審判長に優勝杯の返還が行われました。

会場の模様

今大会最年少選手・2年連続代表の中島灯希くん（写真右。岐阜・中学3年）

　
写真左：決勝トーナメント２回戦、今泉健司さん（広島）ＶＳ岡道斎さん（三重）戦は岡さんの勝ち。
写真右：決勝トーナメント２回戦、中川慧梧さん（京都）ＶＳ早咲誠和さん（前名人・招待）の好カードは早咲さんの勝ち。

　
写真左：決勝トーナメント３回戦、湯上真司さん（北海道）ＶＳ浅田拓史さん（千葉・第59回アマ名人）戦は湯上さんの勝ち。
写真右：決勝トーナメント３回戦、鈴木勝裕さん（秋田）ＶＳ吉岡大和さん（支部名人・招待）戦は鈴木さんの勝ち。

【大会3日目】

　
写真左：準決勝（１）　早咲誠和さん（前名人）ＶＳ湯上真司さん（北海道）　結果は早咲さんが勝利。湯上さんは第三位
写真右：準決勝（2）　鈴木勝裕さん（秋田）ＶＳ加來博洋さん（東京）　結果は加來さんの勝ち。鈴木さんは第三位

早咲さんＶＳ加來さんによる決勝戦は12時半に始まりました。

大逆転勝で加來さんの勝ち、初優勝となった。

第67代アマ名人となった加來博洋さん。奨励会の元三段で、第22回アマ竜王戦（2009）準優勝、第41期新人王戦（2010）準優勝などの実績がある。

感想戦の模様。野月浩貴七段（右）は観戦記の担当である。

早咲さんは２連覇、５度目のアマ名人奪取にはならなかった。

上位入賞者。前列左から第３位・湯上真司さん（北海道）、準優勝・早咲誠和さん（前名人）、優勝・加來博洋さん（東京）、第３位・鈴木勝裕さん（秋田）、後列左から野月浩貴七段、津江章二共同通信社囲碁・将棋チーム編集長、島朗日本将棋連盟常務理事

主催

日本将棋連盟

後援

全国地方新聞社

協賛

共同通信社