出版

将棋世界

昭和12年(1937年)創刊と、月刊誌としても古い歴史を持つ、日本将棋連盟発行の機関誌です。グラビアページや旬の将棋界の話題や特集記事、そしてタイトル戦をはじめとするプロ棋戦の情報、アマ棋界の情報なども掲載しております。また、別冊の付録や段位認定、懸賞問題なども毎号掲載。将棋界の「今」を俯瞰できる月刊誌です。

最新号ご案内

早熟すぎる天才たちの仰天エピソード―関西若手トップの修業時代を大公開!

【巻頭カラー】

・第66期王座戦挑戦者 斎藤慎太郎七段インタビュー
 「悔しさを糧に」     構成/渡部壮大
・Photo第59期王位戦七番勝負第3局 菅井竜也王位vs豊島将之棋聖
 「次代を担う西の両雄」
・緊急座談会 井上慶太九段×脇謙二八段×畠山鎮七段
 元奨励会幹事が語る「光輝いていた天才少年たち」 聞き手/鈴木宏彦
・公開間近! 映画『泣き虫しょったんの奇跡』
 サラリーマンからプロ棋士へ トビラをこじ開けた瀬川晶司、奇跡の物語がついに映画化!
 公開記念記念スペシャル対談 豊田利晃(映画監督)×瀬川晶司五段(原作者)

【プロ棋戦】

・第59期王位戦七番勝負  菅井竜也王位vs 豊島将之棋聖
[第3局]「沈黙の激闘」        記/大川慎太郎
・第31期竜王戦挑戦者決定三番勝負 深浦康市九段vs広瀬章人八段
[第1局]「深浦、急戦矢倉で圧勝」   文/鈴木健二
・第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負  豊島将之棋聖 総括インタビュー
「もっと実力を、さらに結果を」    構成/相崎修司

【戦術特集】

対ゴキゲン中飛車 「超速▲3七銀戦法」―ゴキ中対策の王道を徹底マスター
・Chapter1 基本講座「現代版二枚銀でゴキゲン退治」    講師/石田直裕五段
・Chapter2 実戦解説「家元から学ぶ超速の考え方」     講師/星野良生四段
・Chapter3 最新型はサトシにお任せ「超速は不動の一番人気」講師/高野智史四段

【連載読み物】

・強者の視点 ―棋士たちの藤井将棋論
 第3回 屋敷伸之九段 構成/美馬和夫
・関西本部棋士室24時 池田将之
 「第31期竜王戦決勝トーナメント 藤井聡太七段vs都成竜馬五段」
・「我が棋士人生」十六世名人 中原誠
 第4回 大山康晴十五世名人の巻「クーデター内閣」
・江戸将棋・次の一手 名人たちの譜跡
 第3回 三代名人 伊藤宗看(初代) 田丸昇九段

【連載】

・藤井聡太記録への道
 【竜王戦決勝トーナメント(対増田六段)、第77期順位戦C1(対豊川戦)、第66期王座戦挑戦者決定トーナメント(深浦九段)、第44期棋王戦予選(対牧野五段) NHK杯(対今泉四段)】
・潮流が生まれるとき 千田翔太六段
 第5回「角換わり腰掛け銀【後編】同型における後手手待ち戦略」
・イメージと読みの将棋観・2 構成/鈴木宏彦

【付録】

詰将棋問題集「詰め手筋サプリ3」(児玉孝一八段)

【将棋世界2017年12月号のお詫びと訂正】

※将棋世界2017年12月号(11月2日発売)で下記の誤りがありました。

●P94「神を追いつめた少年」10行目
「デビューして19連勝の頃のことである。」 → トル ※7月27日時点では連勝は止まった後ですので、この1文は誤りです。

●P97「神を追いつめた少年」写真キャプション
「2005年、三段に上がった頃の聡太」 → 「2015年、三段に~」 ※撮影年が誤りです。

読者の皆様に深くお詫びし、訂正いたします。

創刊の背景

【戦前】

創刊号の発行所である博文館は、明治大正出版史に"博文館時代"という一時代を画した老舗で、棋界不振の明治初期から、定跡本や詰将棋の袖珍本を多く出版して、棋界振興に力がありました。

第1期名人戦を契機として、昭和12年に「将棋大成会公認」として創刊したのが、今日の「将棋世界」の始まりで、同15年に博文館から大成会に出版権が移って、名実ともに棋士団体の直営雑誌となりました。

表紙にしばしば掲載された『龍虎』の絵は、画壇の巨匠で将棋愛好家の梅原龍三郎のものです。洋画研究で渡米した山口愚仙画伯の描く、関西の「将棋雑誌」(明治44年)の表紙とともに、表紙絵の双へきといってよいでしょう。

【戦後】

「将棋世界」の復刊を担当したのは、加藤治郎・北楯修哉の両八段と奥野基芳五段・山川次彦四段(段位は当時)です。

検閲のためGHQ当局に出掛けて交渉したり、用紙不足で製紙会社や出版社を走りまわったりして、やっと再刊第一号(A5判・34ページ・2円50銭)を出したのは、昭和21年6月でした。

再刊第3号の8・9月合併号には、6月末までの順位戦73局について、「向飛車中飛車四間飛車などの古型が筆頭で十八局、次が相掛りで十六局、角換り角不換の腰掛銀が十三局、横歩取り十二局、其他十四局」と報じていますが、大きく揺れ動く敗戦後の世相さながらに、将棋戦法も戦前のものから、大きい質的な変革が始まりつつあることを物語っていました。

(参考文献:『[写真でつづる]将棋昭和史』)

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