出版

将棋世界

昭和12年(1937年)創刊と、月刊誌としても古い歴史を持つ、日本将棋連盟発行の機関誌です。グラビアページや旬の将棋界の話題や特集記事、そしてタイトル戦をはじめとするプロ棋戦の情報、アマ棋界の情報なども掲載しております。また、別冊の付録や段位認定、懸賞問題なども毎号掲載。将棋界の「今」を俯瞰できる月刊誌です。

最新号ご案内

佐藤天彦VS稲葉陽 名人戦開幕!

【巻頭カラー】

・第75期名人戦七番勝負 第1局 佐藤天彦名人VS稲葉 陽八段
 「21年越しの20代対決」 記/深浦康市九段
・藤井聡太四段 炎の七番勝負 羽生三冠に大金星!
 第7局「幸運な勝利」 自戦記/藤井聡太四段

【プロ棋戦 】

・第42期棋王戦五番勝負 第5局 渡辺 明棋王VS千田翔太六段
 「渡辺明5連覇!永世棋王をつかみ取る」 記/相崎修司
・第66期王将戦七番勝負総括インタビュー
 「振り飛車の証明」自戦解説/新王将 久保利明 [構成]浅見将平
・第57回NHK杯将棋トーナメント決勝 佐藤康光九段vs佐藤和俊六段
 「会長として、プレーヤーとして」文/渡辺壮大
・第2期電王戦二番勝負 第1局 佐藤天彦叡王vsPONANZA
 「最強ソフト、名人破る」 記/西尾明六段
・第10期マイナビ女子オープン 第1局 加藤桃子女王VS上田初美女流三段
 「女王の大局観」 記/田名後健吾

【特集】

・【特集1】熱局プレーバック
  ―プロ棋士が選んだ年度ベストバウトTOP10-
・【特集2】勝率アップの早指し術 ―時間を武器にする戦い方―
 Chapter1 早指し対談 山崎隆之八段×糸谷哲郎八段
      「関西スピードスター、早指しを語る」
 Chapter2 講座「読みに負けない、早指しの極意」 佐藤和俊六段
      ※NHK杯準優勝者の佐藤六段が早指しのコツを教えます
 Chapter3 タイムトライアル次の一手 藤森哲也五段

【その他】

・将棋大賞・升田賞・名局賞選考会
・最新定跡探査 振り飛車編「向かい飛車―飛車先逆襲の成否やいかに」門倉啓太五段
・好評連載 かりんの振り飛車WATCH「中飛車を指しこなせ!」
・感想戦後の感想「室谷由紀女流二段 ひな鳥は親離れして羽ばたく」高橋呉郎
・追悼 関根茂九段  ほか

【付録】

「新手年鑑2017年版」勝又清和六段

【誤植のお詫び】

※将棋世界11月号 P86~87「第29期竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局」の棋譜に誤りがありました。

(誤)
▲九段 丸山忠久
△九段 三浦弘行
(正)
▲九段 三浦弘行
△九段 丸山忠久

深くお詫びして訂正いたします。

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※将棋世界10月号 P88 森信雄七段作 穴熊流次の一手【第8問】ですが、P90【次の一手解答と解説】の欄で、記述に誤りがありました。

【第8問】解答▲2二銀 △同玉は▲3二桂成△同銀▲4二成銀。△同銀なら▲3二桂成。△同金も▲3一竜で先手勝ち。

とありましたが、正しくは

【第8問】解答▲2二銀 △同玉は▲5四角成。△同金も▲3一飛成で先手勝ち。

の誤りでした。お詫びして訂正します。

創刊の背景

【戦前】

創刊号の発行所である博文館は、明治大正出版史に"博文館時代"という一時代を画した老舗で、棋界不振の明治初期から、定跡本や詰将棋の袖珍本を多く出版して、棋界振興に力がありました。

第1期名人戦を契機として、昭和12年に「将棋大成会公認」として創刊したのが、今日の「将棋世界」の始まりで、同15年に博文館から大成会に出版権が移って、名実ともに棋士団体の直営雑誌となりました。

表紙にしばしば掲載された『龍虎』の絵は、画壇の巨匠で将棋愛好家の梅原龍三郎のものです。洋画研究で渡米した山口愚仙画伯の描く、関西の「将棋雑誌」(明治44年)の表紙とともに、表紙絵の双へきといってよいでしょう。

【戦後】

「将棋世界」の復刊を担当したのは、加藤治郎・北楯修哉の両八段と奥野基芳五段・山川次彦四段(段位は当時)です。

検閲のためGHQ当局に出掛けて交渉したり、用紙不足で製紙会社や出版社を走りまわったりして、やっと再刊第一号(A5判・34ページ・2円50銭)を出したのは、昭和21年6月でした。

再刊第3号の8・9月合併号には、6月末までの順位戦73局について、「向飛車中飛車四間飛車などの古型が筆頭で十八局、次が相掛りで十六局、角換り角不換の腰掛銀が十三局、横歩取り十二局、其他十四局」と報じていますが、大きく揺れ動く敗戦後の世相さながらに、将棋戦法も戦前のものから、大きい質的な変革が始まりつつあることを物語っていました。

(参考文献:『[写真でつづる]将棋昭和史』)

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