出版
将棋世界
昭和12年(1937年)創刊と、月刊誌としても古い歴史を持つ、日本将棋連盟発行の機関誌です。グラビアページや旬の将棋界の話題や特集記事、そしてタイトル戦をはじめとするプロ棋戦の情報、アマ棋界の情報なども掲載しております。また、別冊の付録や段位認定、懸賞問題なども毎号掲載。将棋界の「今」を俯瞰できる月刊誌です。
最新号ご案内
特集 みんなで選ぶ羽生将棋―羽生善治インタビュー
●特集 羽生善治1600勝記念!みんなで選ぶ羽生将棋
・インタビュー 羽生善治九段
・対談 勝又清和七段×長岡裕也六段
●将棋界の一番長い日!
第84期順位戦最終局 全クラスレポート
A級
B級1組
B級2組
C級1組
C級2組
昇級者喜びの声
●インタビュー 久保利明九段
●戦術特集
三間飛車への挑戦状 総合監修/徳田拳士四段
Chapter1 講座
Chapter2 好局鑑賞
Chapter3 次の一手
●ポイント解説
第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第2局
第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第3局
第75期王将戦七番勝負第4局
第75期王将戦七番勝負第5局
福間香奈棋士編入試験第2
●目指せ初段!棋力アップの処方箋
・講座 記/棋力向上委員会
・ホンマにやさしい3手5手詰 作/本間博七段
・ステップアップ7手9手詰 作/及川拓馬七段
●講座&読み物ほか
・それも一局 小髙佐希子女流初段
・リレーエッセイ 第65回 文/野原未蘭女流二段
・教えて!キムラ先生
・観る将ミル子の推しライフ
創刊の背景
【戦前】
創刊号の発行所である博文館は、明治大正出版史に"博文館時代"という一時代を画した老舗で、棋界不振の明治初期から、定跡本や詰将棋の袖珍本を多く出版して、棋界振興に力がありました。
第1期名人戦を契機として、昭和12年に「将棋大成会公認」として創刊したのが、今日の「将棋世界」の始まりで、同15年に博文館から大成会に出版権が移って、名実ともに棋士団体の直営雑誌となりました。
表紙にしばしば掲載された『龍虎』の絵は、画壇の巨匠で将棋愛好家の梅原龍三郎のものです。洋画研究で渡米した山口愚仙画伯の描く、関西の「将棋雑誌」(明治44年)の表紙とともに、表紙絵の双へきといってよいでしょう。
【戦後】
「将棋世界」の復刊を担当したのは、加藤治郎・北楯修哉の両八段と奥野基芳五段・山川次彦四段(段位は当時)です。
検閲のためGHQ当局に出掛けて交渉したり、用紙不足で製紙会社や出版社を走りまわったりして、やっと再刊第一号(A5判・34ページ・2円50銭)を出したのは、昭和21年6月でした。
再刊第3号の8・9月合併号には、6月末までの順位戦73局について、「向飛車中飛車四間飛車などの古型が筆頭で十八局、次が相掛りで十六局、角換り角不換の腰掛銀が十三局、横歩取り十二局、其他十四局」と報じていますが、大きく揺れ動く敗戦後の世相さながらに、将棋戦法も戦前のものから、大きい質的な変革が始まりつつあることを物語っていました。
(参考文献:『[写真でつづる]将棋昭和史』)
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