ドワンゴ・日本将棋連盟主催 新棋戦名は「叡王戦」に決定、154名のプロ棋士がエントリー 6月20日(土)は九段の段位別予選で開幕

更新:2015年06月18日 15:05

 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)および公益社団法人 日本将棋連盟(東京都渋谷区、会長:谷川浩司)は、2015年6月20日(土)から開催する新たに創設した棋戦の名称について、ニコニコのサイト上で実施した名称公募およびユーザー投票の結果、「叡王戦」 (読み方:えいおうせん)に決定したことをお知らせします。
 また、叡王戦には、全現役プロ棋士159名中154名がエントリーし、全138局からなる段位別予選の組み合わせが決定しました(出場棋士および組み合わせはコチラ)。 6月20日(土)の開幕戦は九段の予選トーナメント1回戦でスタートし、 10時から森内俊之九段vs森下卓九段、14時から加藤一二三九段vs南芳一九段、19時からは勝者同士による対局が行われます。同対局の模様は、ニコニコ生放送で中継されます(http://www.eiou.jp/)。
 尚、段位別予選、本戦、そして決勝三番勝負を勝ち抜いた優勝者には、「叡王」 の称号が授与されます。

新棋戦「叡王戦」の名称由来

公募により寄せられた3,422件の名称案から、主催者により選出された9件が棋戦名候補となりました。その中からユーザー投票によって「叡王戦」に決定。命名者となったBONYさん(埼玉県在住・32歳男性)が棋戦名に込めた意味は次の通りです。
「これに勝ったものは電王と戦うのだから、人間の王と意味にしたい。ならば、人間しか持たない、知恵や叡智を競う将棋の頂点に相応しい称号を考えた。『叡』という字には、明らか、聡明、物の道理に通じた、という意味(ニコニコ大百科による)がある。将棋の道理を人間とコンピュータがどちらが理解しているか、という意味もこめて。」

「叡王戦」対局概要(公式サイト:http://www.eiou.jp/
開催時期
2015年6月20日(土)~2015年12月予定
出場資格
現役プロ棋士(エントリー制、優勝者はコンピュータ将棋ソフトの対局「第1期電王戦」に出場)
対戦形式
段位別予選と本戦からなるトーナメント戦(2015年4月1日時点の段位)
対局日程
<段位別予選> 2015年6月20日 ~ 9月下旬
出場者:エントリーした全棋士/ルール:持ち時間各1時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
※本戦出場枠:九段6枠、八段3枠、七段2枠、六段2枠、五段2枠、四段1枠の計16枠
<本戦>2015年10月中旬 ~ 11月下旬
出場者:予選を勝ち抜いた16名/ルール:持ち時間各1時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
<決勝三番勝負> 2015年12月
出場者:本戦決勝進出者2名/ルール:持ち時間各5時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
中継予定
決勝三番勝負をはじめとする約50~60局をニコニコ生放送で完全生中継予定
第1期電王戦 概要
開催時期
2016年春(3月~5月の間で、2日制×2局)
出場者
新棋戦の優勝者および2015年11月に開催する「第3回将棋電王トーナメント」の優勝ソフト
対戦形式
二番勝負(先後1局ずつ)
ルール
持ち時間各8時間(2日制/各日午前10時対局開始、初日は18時封じ手)・秒読み60秒

※このほか、各棋戦の日程や将棋電王トーナメントの詳細等は後日発表します。

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