日本将棋連盟

「将棋電王戦FINAL」第5局は阿久津八段の勝利

更新: 2015年4月13日 11:50

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将棋電王戦FINAL(主催・株式会社ドワンゴ、公益社団法人日本将棋連盟)五番勝負第5局は、4月11日(土)東京将棋会館にて、阿久津主税八段 vs AWAKE(アウェイク・開発:巨瀬亮一/将棋電王トーナメント第1位)で行われ、AWAKEの開発者 巨瀬氏の投了の宣言により、21手で阿久津八段の勝ちとなりました。
3月14日より始まった電王戦FINALはプロ棋士の3勝2敗の勝ち越しで終了しました。

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阿久津主税八段
「(角得にいたる順について)今回の貸し出しルールで貸し出ししてもらって3日目か4日目に、いろんな形を試していた中で、(△2八角と)打ってくることもあると発見しました。 どこかで網が破れてしまうこともあったので、有利でも注意して指さないといけないと思っていました。
作戦的にはこういった形になることもあるとは思ったのですが、分岐で相振り飛車だったり、△2八角を打ってこない形もあります。ねじり合いになって自信はなかったです。互角には途中まで戦えるようには研究はしてきました。
団体戦ということもあり、2勝2敗で結果を求められていることもあって、1番勝算の高い形を選ぶべきと思いました。素直に嬉しいという感じではないのですが、とりあえずよかったなと思います」

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「AWAKE」開発者: 巨瀬亮一氏
「▲1六香と上がられた局面で投了しようと思っていました。△2八角という手に気がついたのは100万円チャレンジのときです。(気付いたときはショックでしたか。という質問に対して)そうですね。ただ、こういう穴があるのは仕方がないところもあります」

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立会人:桜井昇八段
「21手という短い将棋であったのは誠に残念でありますが、次の永瀬六段との将棋はスリリングでどちらが勝つかわからなかった。2局分立会いをさせていただけてよかったと思います」

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日本将棋連盟谷川浩司会長
本局に関して
「あまりにも早い投了に驚きました。開発者が元奨励会経験者としての矜持で投了を決断されたのだと思います。
コンピュータソフトも恐ろしく強い部分もあれば意外な弱点もあるわけですが、長所と短所が表裏一体ということもあり、開発者の方もこれからソフトをどのように強くしていくのか苦労されているのがわかる内容でした」

電王戦FINALの総括
「今回初めてプロ棋士の勝ち越しにまずほっとしています。対局者それぞれがソフトの特性を詳細に研究し、調べつくした成果だと思います」

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15:00~、阿久津主税八段vs永瀬拓矢六段のエキシビションマッチが行われた。 持ち時間は各1時間、使いきったら1手60秒。後手が2八角と打たなかったらどうなるかという指定局面で対局した。結果は阿久津八段の勝ち。

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第5局の記者会見の後、電王戦FINALの総括記者会見が行われた。

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