藤井聡太七段、史上最年少でタイトル獲得!

更新:2020年07月16日 19:30

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 本日、7月16日(木)に大阪府大阪市「関西将棋会館」で行われた、第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局で藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖に勝ち、3勝1敗で棋聖を奪取しました。17歳11ヵ月での最年少タイトル獲得は30年ぶりの記録更新となります。
また現在藤井は、7月1日(水)に開幕した第61期王位戦七番勝負で、昨年史上最年長で初タイトルを獲得した木村一基王位に挑戦しています。

タイトル獲得年少ベスト10
No. 棋士名 生年月日 タイトル獲得日 獲得時年齢 タイトル戦名
1 藤井聡太 2002年7月19日 2020年7月16日 17歳11カ月 第91期
ヒューリック杯
棋聖戦
2 屋敷伸之 1972年1月18日 1990年8月1日 18歳6カ月 第56期棋聖戦
3 羽生善治 1970年9月27日 1989年12月27日 19歳3カ月 第2期竜王戦
4 渡辺明 1984年4月23日 2004年12月28日 20歳8カ月 第17期竜王戦
5 中原誠
(引退)
1947年9月2日 1968年7月19日 20歳10カ月 第12期棋聖戦
6 谷川浩司 1962年4月6日 1983年6月15日 21歳2カ月 第41期名人戦
7 郷田真隆 1971年3月17日 1992年9月9日 21歳5カ月 第33期王位戦
8 三浦弘行 1974年2月13日 1996年7月30日 22歳5カ月 第67期棋聖戦
9 塚田泰明 1964年11月16日 1987年10月21日 22歳11カ月 第35期王座戦
10 中村修 1962年11月7日 1986年3月14日 23歳4カ月 第35期王将戦

※棋聖戦は第65期まで年2回開催

《参考》タイトル獲得最年長
棋士名 生年月日 タイトル獲得日 獲得時年齢 タイトル戦名
木村一基 1973年6月23日 2019年9月26日 46歳3カ月 第60期王位戦

関係者のコメント

【佐藤康光日本将棋連盟会長のコメント】
佐藤康光 史上最年少での初タイトル獲得、誠におめでとうございます。見事な内容でした。藤井新棋聖はさまざまな記録を打ち立てていますが、これは破られることはないのではと感じます。ますますのご活躍を祈念いたします。
【羽生善治九段のコメント】  
羽生善治 藤井さんの最近の躍進ぶりを見るとタイトル獲得は時間の問題と思っていました。内容も素晴らしく、目を見張るものがあります。今後も将棋界の新たな道を切り開く存在として活躍されることを期待しています。
【屋敷伸之九段のコメント】
屋敷伸之 藤井聡太新棋聖、タイトル獲得おめでとうございます。
日本中のファンに注目されるなか、堂々といい将棋を指して、結果を出したのは、素晴らしいことです。今後もタイトル戦は続きますが、いい将棋を作り上げることを期待しています。 

【杉本昌隆八段のコメント】 
杉本昌隆藤井聡太新棋聖の誕生を嬉しく思います。
10年前、小学生の聡太少年に出会ったときから、この日が来ることを確信していました。
これで私の目標や、私の師匠、板谷進九段の夢も一つかないました。
東海に持ち帰ったタイトルは大切に、いつまでも保ち続けてください。
これからも将棋が指せる幸せと、全ての人への感謝は忘れずに。大棋士に成長することを願っています。

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