第32期竜王就位式レポート

更新:2020年02月19日 13:56

 第32期竜王就位式は1月14日(火)、東京都渋谷区「セルリアンタワー東急ホテル」で関係者や将棋ファン、歴代竜王が講師を務める「竜王アカデミー」の受講者(小学5年~中学生)ら500人が出席して開かれました。当日は竜王戦ランキング戦各組優勝者へのメダルの贈呈も行われました。


主催者あいさつ 読売新聞グループ本社 老川祥一代表取締役会長・主筆代理


主催者あいさつ 日本将棋連盟 佐藤康光会長


特別協賛社あいさつ 野村ホールディングス株式会社 杉山剛執行役員

 
豊島竜王に竜王推挙状の贈呈

 
竜王杯贈呈


対局開催地代表祝辞 長谷部健渋谷区区長


ランキング戦各組優勝者。
右から1組優勝・渡辺明三冠。2組優勝・佐藤天彦九段。3組優勝・鈴木大介九段。4組優勝・藤井聡太七段。5組優勝・近藤誠也六段。6組優勝・梶浦宏孝五段。


花束贈呈は竜王アカデミーの生徒代表


来賓祝辞は小説家 綾辻行人氏


豊島竜王の謝辞
嵐のなかでの行なわれた第1局のセルリアンタワー東急ホテルでの対局、第2局の仁和寺での対局は、非常にきわどい内容でした。その後シリーズの行方をわけたのは、第3局の神戸での対局と敗れた第4局の甲府で敗れたあとの第5局だったと思います。第3局では終盤で劇的な展開になり、最後詰めろ逃れの詰めろという大技の変化があり、その変化の手前の2一角の手が印象に残っています。第5局も苦戦した将棋でしたが、苦しい状況でひねり出したただ捨ての5四桂の手が印象に残っています。竜王戦全5局とも際どい将棋ばかりで、本当に終わった今でも諦めずに指していたのが良かったと思いますが、何故勝ったのか自分でも分からない気もします。竜王戦が決着し、第6局、第7局の開催地にも祝賀会という形で歓迎していただきリフレッシュすることが出来ました。また、今日この日は、綾辻さんと対談も出来て、ご祝辞も頂き、新作では犯人役でも構わないので登場させていただけたらと思います。また明日から気を引き締めて、最近の将棋界は厳しい戦いが続いているので、来期の防衛戦に向けて精進していきます。 」


乾杯の音頭は東急株式会社 巴 政雄 代表取締役副社長執行役員


墨絵アーティスト・茂本ヒデキチ氏によるライブペインティングも行われました。

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