第60期王位就位式の模様

更新:2019年12月09日 14:48

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 第60期王位戦で奪取した木村一基王位の就位式が2019年12月6日(金)、東京・日比谷の「松本楼」で執り行われました。46歳3ケ月での史上最年長で初タイトルを獲得した木村王位を祝し関係者ら約240名が出席し盛会となりました。
式は、主催新聞社代表で菅沼堅吾・中日新聞社東京本社代表、佐藤康光・日本将棋連盟会長の挨拶に続き、木村王位に就位状・王位杯が佐藤会長から授与、賞金目録・記念品(福岡県東峰村の陶芸家・人間国宝の福島善三氏の「中野月白瓷鉋文壺(なかのげっぱくじかんなもんつぼ)」)が菅沼堅吾中日新聞社東京本社代表から贈呈されました。その後は弁護士・元名古屋高等検察庁検事長藤田昇三氏から祝辞がありました。式の後は木村王位の後援会長・産婦人科医千本英世氏後援会長の乾杯で開宴となりました。

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写真左:主催社挨拶 菅沼堅吾・中日新聞社東京本社代表
写真右:主催社挨拶 佐藤康光・日本将棋連盟会長

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就位状授与

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王位杯授与

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記念品授与

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祝辞 藤田昇三氏

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乾杯 千本英世氏

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謝辞 木村一基王位
 今期挑戦権を得られたことは望外の喜びでした。ただ対局相手が充実している豊島さんだったので4連敗しないように、大盤解説会の前に終わらないようにが目標でした。第3局目でようやく勝てた時はホッとし、その後は何にも考えずに一生懸命指し、気がついたら7局目になっていました。
数年前から現状を維持することは難しくなっていてAIを使ったソフトを採り入れた研究の結果が少し出たのではないか、また前夜祭やツイッター、SNS上で応援していただいた方々の声が、確実に力になりました。時代のものに取り残されるかもしれないという年代にありながら、ソフトやSNSに救われました。次のシリーズが始まるまでの7カ月、浮かれずに精進を重ねたいと思います。

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弟子の高野智史五段と

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