第11期マイナビ女子オープン 女王就位式・祝賀会レポート

更新:2018年07月11日 17:45

西山朋佳女王が初タイトルを獲得した第11期マイナビ女子オープンの女王就位式・祝賀会が7月9日に東京都千代田区「マイナビ本社」で約220人が出席し行われました。

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就位式は、株式会社マイナビ・中川信行代表取締役社長、日本将棋連盟・佐藤康光会長の主催者挨拶、西山女王の師匠伊藤博文七段の挨拶、マイナビ杯、優勝賞金の授与、就位状の授与、そして西山女王の謝辞へと進みました。
その後、祝賀会は日本将棋連盟・鈴木大介常務理事の乾杯で始まり、西山女王を囲んでの写真撮影など和やかに進み、株式会社マイナビ出版・滝口直樹代表取締役社長の中締めの挨拶後、盛会のうちに終了しました。

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中川信行マイナビ代表取締役社長の挨拶

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佐藤康光日本将棋連盟会長の挨拶

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伊藤博文七段の挨拶

第11期マイナビ女子オープン 女王就位式・祝賀会レポート_04西山朋佳女王の謝辞
「思い返すとマイナビ女子オープンに出場させていただいたのは、第5期の高校一年、奨励会4級のときでした。当時の私は、根拠のない自信をもって挑みましたが、結果は予選も通過できず早々に大阪にとんぼ返りしたことを思い出します。それから毎年出場させていただき、私にとって公の場で大勝負を経験させていただくのは、奨励会とはまた違った刺激や緊張感があり、将棋を続けるうえで、1つの大きなモチベーションになっていましたので、毎年結果は少し伸びてはまた負けるを繰り返すことで、本当に成長させていただいたのを感じています。そのように紆余曲折を経てこの度ようやく初めて手にした挑戦権で、対局相手の加藤桃子さんは、同年代でかつ将棋界で唯一と言ってもいい、近い立場の存在であり、加藤さんの永世女王がかかったシリーズでしたが、私がタイトルを獲得したいという気持ちが強くありました。
2勝1敗で迎えた第4局は、東京・将棋会館での対局でした。数年ぶりに自分の肩書きが変わるかもしれない大一番で、今までと段違いの緊張感のなかで挑んだ一局でした。二転三転し、どちらが勝ってもおかしくなかった内容で、タイトル戦の魔物を見たような、薄氷を踏むような気持ちで指していましたが、結果はずっと目標だったタイトル獲得が実現できて、今は大変嬉しく、またほっとしています。私が今この場に立っていますのは、普段の勉強の場をご厚意で提供してくださる道場席主様や、研究会、VSでお世話になっている先生方、体調や精神面まで気遣って応援してくださる方々、一番近くで支えてくれる師匠や家族、友人そして日頃より将棋界を支えてくださる株式会社マイナビ様のおかげだと思っております。そして、それらがあって今の自分があるということは、今後の自分にとって大きな良いプレッシャーになるのではないかと思っていますので、感謝を忘れず今後も邁進していきたいと思います。最後になりましたが、この度預からせていただいた『女王』の肩書きに恥じない技術をつけるべく向上心を持ち続け、来る防衛戦や目標である四段昇段に向けて今後も頑張って生きたいと思っていますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました 」


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滝口直樹マイナビ出版代表取締役社長の中締めのあいさつ

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優勝賞金500万円の授与

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就位状の授与

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記念撮影写真

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