渡辺王将が4期目の王将獲得、王位リーグ（白組）は菅井八段と藤井七段が3勝で上位キープ【3月23日～3月27日の注目対局結果】
更新：2020年03月30日 13:00
2020年3月23日（月）～3月27日（金）に行われた注目対局の結果をご紹介します。
第69期大阪王将杯王将戦七番勝負は、フルセットの末、渡辺王将が4勝3敗で広瀬八段を制し、4期目の王将を獲得しました。
第33期竜王戦3組ランキング戦は、杉本八段が菅井八段に勝ち、2位以上が確定し2組昇級を決めました。
杉本八段は次戦、3組決勝戦で藤井七段VS千田七段戦の勝者と対局します。
第61期王位戦挑戦者決定リーグは、紅組・白組とも佳境に入っています。
ここまでのリーグ戦での上位成績者は、紅組が豊島竜王・名人（3勝1敗）、永瀬二冠（3勝0敗）、白組が菅井八段（3勝0敗）、藤井七段（3勝0敗）です。
※段位・成績は対局当時のもの
第33期竜王戦
【3組ランキング戦】杉本昌隆八段が菅井竜也八段に勝利
○杉本昌隆八段－●菅井竜也八段
第33期竜王戦3組ランキング戦、杉本昌隆八段VS菅井竜也八段の対局が3月24日に行われ、杉本八段が143手で菅井八段を破り、勝ち進みました。
この結果、3組2位以上が確定し、2組昇級となりました。
杉本八段は次戦、3組決勝戦で藤井聡太七段VS千田翔太七段 戦の勝者と対局します。
菅井八段は昇級者決定戦に回ります。
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第61期王位戦
【挑戦者決定リーグ】羽生九段、豊島竜王・名人、永瀬二冠が勝利
第61期王位戦挑戦者決定リーグの3対局が3月23日に行われました。
【東京・将棋会館】
紅組：○永瀬拓矢二冠 VS ●佐々木大地五段
（267手で持将棋が成立、指し直し局は107手で永瀬二冠の勝利）
白組：○羽生善治九段 VS ●阿部健治郎七段（109手で羽生九段の勝利）
【関西将棋会館】
紅組：○豊島将之竜王・名人 VS ●鈴木大介九段（131手で豊島竜王・名人の勝利）
リーグ成績（紅組）は、豊島竜王・名人が3勝1敗、永瀬二冠が3勝0敗、鈴木九段が1勝3敗、佐々木五段が2勝1敗となりました。
リーグ成績（白組）は、羽生九段が2勝1敗、阿部七段が0勝2敗となりました。
【挑戦者決定リーグ白組】藤井聡太七段が稲葉陽八段を破り3勝0敗に
●稲葉陽八段－○藤井聡太七段
第61期王位戦挑戦者決定リーグ白組、稲葉陽八段VS藤井聡太七段の対局が3月24日に行われ、藤井七段が129手で稲葉八段を破りました。
白組のリーグ成績は、稲葉八段が1勝2敗、藤井七段が3勝0敗となりました。
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【挑戦者決定リーグ白組】菅井竜也八段が阿部健治郎七段を破り3勝0敗に
○菅井竜也八段－●阿部健治郎七段
第61期王位戦挑戦者決定リーグ白組、菅井竜也八段VS阿部健治郎七段の対局が3月27日に行われ、菅井八段が137手で阿部七段を破りました。
白組のリーグ成績は、菅井八段が3勝0敗、阿部七段が0勝3敗となりました。
第69期大阪王将杯王将戦七番勝負
【七番勝負第7局】渡辺明王将がタイトル防衛
○渡辺明王将－●広瀬章人八段
渡辺明王将に広瀬章人八段が挑戦する第69期大阪王将杯王将戦七番勝負の第7局が3月25・26日（水・木）に新潟県佐渡市「佐渡グリーンホテルきらく」で行われ、渡辺王将が広瀬八段を153手で破り4勝目をあげました。
渡辺王将は七番勝負を4勝3敗で制し、4期目の王将獲得となりました。
写真左：渡辺明王将／写真右：広瀬章人八段 王将戦中継ブログより
関連ページ
毎日新聞ニュースサイト
【棋士データ・成績比較】渡辺明王将 VS 広瀬章人八段
第91期ヒューリック杯棋聖戦
【決勝トーナメント】三浦九段、郷田九段、山崎八段が勝利
第91期ヒューリック杯棋聖戦 決勝トーナメントの3対局が3月23日に行われました。
各対局の結果は以下の通りです。
【東京・将棋会館】
○三浦弘行九段 VS ●広瀬章人八段（117手で三浦九段の勝利）
●丸山忠久九段 VS ○郷田真隆九段（100手で郷田九段の勝利）
【関西将棋会館】
●久保利明九段 VS ○山崎隆之八段（111手で山崎八段の勝利）
次戦、三浦九段VS山崎八段で対局を行います。
また、郷田九段は佐藤天彦九段と対局します。
【決勝トーナメント】永瀬拓矢二冠が高見泰地七段を破り勝ち進む
○永瀬拓矢二冠－●高見泰地七段
第91期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメントで、永瀬拓矢二冠VS高見泰地七段の対局が3月26日に行われ、永瀬二冠が150手で高見七段を破り、勝ち進みました。
次戦は、三浦弘行九段VS山崎隆之八段 戦の勝者と対局します。
