「竜王戦」の仕組みや特徴について

更新:2019年12月09日 16:00

竜王戦は、全棋士と女流棋士・奨励会員・アマチュアで行われます。1組から6組で構成される竜王戦独自のランキング戦を行い、上位進出者で決勝トーナメントを行います。主催は読売新聞社です。

昭和62年(1987年)に、それまで26期続いた十段戦を発展的に解消して設立されました。

決勝トーナメントを勝ち上がった棋士2名が挑戦者決定三番勝負を行い、七番勝負に挑む挑戦者を決定します。

竜王戦の仕組み

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*第32期竜王戦決勝トーナメント表はこちら
*第33期竜王戦1組ランキング戦 対戦表はこちら

ランキング戦

竜王戦独自のランキングを用いて出場棋士を6つの組に分け、トーナメントを行います。定員は原則として、1組・2組・3組が16名、4組・5組が32名、6組の定員はありません。女流棋士とアマチュアと奨励会員は6組での出場となります。1組からは上位5名、2組からは上位2名、3組・4組・5組・6組からはトーナメント優勝者が決勝トーナメントへ進出できます。

昇級

2組・3組・4組・5組・6組では、決勝進出者2名と昇級者決定戦の優勝者2名の計4名が昇級となります。

昇級者決定戦

ランキング戦のトーナメントで準決勝までに敗れた場合、1組では出場者決定戦、2組以下では昇級者決定戦に出場します。ただし、決勝戦の敗者は出場しません。また、女流棋士・アマチュア・奨励会員は昇級者決定戦には出場できません。

残留決定戦

4組・5組は1回戦と昇級者決定戦1回戦で負けた場合、残留決定戦にまわります。通常は残留決定戦で1回勝てば残留できます。

決勝トーナメント

ランキング戦1組から上位5名、2組から上位2名、3組・4組・5組・6組から優勝者1名が出場するトーナメント戦です。トーナメントの配置はランキング戦での成績を元に自動的に決まります(上図「竜王戦の仕組み」参照)。ランキング戦上位ほど、勝ち上がりやすいトーナメントとなっています。

挑戦者決定三番勝負

決勝トーナメントの勝ち上がり者同士が、挑戦者決定戦を三番勝負で行います。3組以下の出場者が竜王に挑戦した場合は、七番勝負で敗れても1組に昇級します。

七番勝負

二日制で行われ、一日目は封じ手を行います。

ランキング戦・決勝トーナメント・挑戦者決定戦三番勝負七番勝負
開催時期 12月~翌年9月 10月~12月
持ち時間 5時間(残留決定戦は3時間) 8時間
対局開始時間 10:00 9:00
昼食休憩 12:00~12:40 12:30~13:30
夕食休憩 18:00~18:40 なし

永世称号と歴代タイトル保持者

竜王位を連続で5期、もしくは通算で7期獲得することで、永世竜王の称号を得ます。現在は、渡辺明三冠(連続9期、通算11期)と羽生善治九段(通算7期)の2名が永世竜王の資格を保持しています。

直近10年のタイトル保持者
棋士名
第32期 2019年 豊島将之
第31期 2018年 広瀬章人
第30期 2017年 羽生善治
第29期 2016年 渡辺明
第28期 2015年 渡辺明
第27期 2014年 糸谷哲郎
第26期 2013年 森内俊之
第25期 2012年 渡辺明
第24期 2011年 渡辺明
第23期 2010年 渡辺明
第22期 2009年 渡辺明

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