藤井聡太七段、最後の新人王戦、まず1勝。羽生善治竜王がタイトル通算100期に向けて開幕戦を制す【10月6日~10月12日の注目対局結果】

更新:2018年10月13日 10:00

10月6日(土)~10月12日(金)に行われた注目対局の結果をご紹介します。

第31期竜王戦七番勝負第1局は羽生善治竜王が広瀬章人八段を141手で破り初戦を白星で飾っています。

第49期新人王戦決勝三番勝負は、最後の新人王戦出場となる藤井聡太七段が出口若武奨励会三段に勝利し1勝目をあげました。

※段位・成績は対局当時のもの

第31期竜王戦

【七番勝負第1局】通算100期に向けて羽生善治竜王が開幕戦を制す

○羽生善治竜王-●広瀬章人八段

羽生善治竜王に広瀬章人八段が挑戦する第31期竜王戦七番勝負の第1局が10月11・12日(木・金)に東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で行われ、羽生竜王が広瀬八段を141手で破り1勝目をあげました。

羽生竜王は、この竜王戦を制すると、タイトル通算100期獲得となります。

第2局は10月23・24日(火・水)に福岡県福津市「宮地嶽神社」で行われます。

竜王戦七番勝負の模様は、ニコニコ生放送AbemaTV竜王戦中継サイト日本将棋連盟ライブ中継で中継をいたします。ぜひご覧下さい。

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写真左:羽生善治竜王/写真右:広瀬章人八段

【2組昇級者決定戦】木村一基九段が村山慈明七段を破り勝ち進む

木村一基九段-村山慈明七段

第31期竜王戦2組昇級者決定戦で、木村一基九段VS村山慈明七段の対局が10月12日に行われ、木村九段が129手で村山七段を破り、勝ち進みました。

木村九段は第11期より参加しており、本棋戦の通算成績は68勝39敗(0.636)です。

この対局に勝ち、木村九段は5連勝となりました。 次戦は、昇級を懸けて橋本崇載八段 と対局します。

【4組昇級者決定戦】遠山雄亮六段が高見泰地叡王を破り勝ち進む

●高見泰地叡王-○遠山雄亮六段

第31期竜王戦4組昇級者決定戦で、高見泰地叡王VS遠山雄亮六段の対局が10月9日に行われ、遠山六段が78手で高見叡王を破り、勝ち進みました。

次戦は、昇級を懸けて佐々木慎六段と対局します。

遠山六段は第19期より参加しており、本棋戦の通算成績は36勝23敗(0.610)です。

【6組昇級者決定戦】牧野光則五段が佐々木大地四段を破り勝ち進む

○牧野光則五段-●佐々木大地四段

第31期竜王戦6組昇級者決定戦で、牧野光則五段VS佐々木大地四段の対局が10月9日に行われ、牧野五段が125手で佐々木四段を破り、勝ち進みました。

次戦は、昇級を懸けて上村亘四段と対局します。

牧野五段は第24期より参加しており、本棋戦の通算成績は30勝15敗(0.667)です。

第77期順位戦

【A級】豊島将之二冠が糸谷哲郎八段に勝ち4勝0敗に

○豊島将之二冠-●糸谷哲郎八段

第77期A級順位戦で、豊島将之二冠VS糸谷哲郎八段の対局が10月12日に行われ、豊島二冠が146手で糸谷八段に勝ち、4勝0敗としました。

次戦は、豊島二冠は深浦康市九段と、糸谷八段は久保利明王将と対局します。

豊島二冠は第66期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は92勝35敗(0.724)です。

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写真左:豊島将之二冠/写真右:糸谷哲郎八段[名人戦棋譜速報より]

第4期叡王戦

【予選】深浦康市九段が本戦トーナメント進出を決める

●藤井猛九段-○深浦康市九段

第4期叡王戦予選九段戦で、藤井猛九段VS深浦康市九段の対局が10月6日に行われ、深浦九段が139手で藤井九段に勝ち、3回目の本戦トーナメント進出を決めました。

深浦九段は第1期より参加しており、本棋戦の対戦成績は8勝3敗(0.727)、第2期と第3期で本戦に出場しています。

【予選】木村一基九段が本戦トーナメント進出を決める

●塚田泰明九段-○木村一基九段

第4期叡王戦予選九段戦で、塚田泰明九段VS木村一基九段の対局が10月6日に行われ、木村九段が85手で塚田九段に勝ち、初の本戦トーナメント進出を決めました。

この対局に勝ち、木村九段は4連勝となりました。

木村九段は第1期より参加しており、本棋戦の対戦成績は6勝3敗(0.667)です。

第67期王座戦

【一次予選】増田裕司六段が村田智弘六段を破り勝ち進む

●村田智弘六段-○増田裕司六段

第67期王座戦で、村田智弘六段VS増田裕司六段の対局が10月10日に行われ、増田六段が107手で村田六段を破り、勝ち進みました。

次戦は、村田顕弘六段 と対局します。

第44期棋王戦

【挑戦者決定トーナメント】黒沢怜生五段が稲葉陽八段を破り勝ち進む

●稲葉陽八段-○黒沢怜生五段

第44期棋王戦挑戦者決定トーナメントで、稲葉陽八段VS黒沢怜生五段の対局が10月11日に行われ、黒沢五段が112手で稲葉八段を破り、勝ち進みました。

黒沢五段は第41期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は16勝4敗(0.800)です。

次戦は、佐藤天彦名人VS久保利明王将 戦の勝者 と対局します。

第68期王将戦

【挑戦者決定リーグ戦】豊島将之二冠が中村太地王座に勝ち1勝1敗に

●中村太地王座-○豊島将之二冠

第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦1回戦、中村太地王座VS豊島将之二冠の対局が10月6日に行われ、豊島二冠が151手で中村王座に勝ち、1勝1敗としました。

次戦は、豊島二冠は広瀬章人八段と対局、中村王座は抜け番です。

豊島二冠は第58期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は53勝31敗(0.631)です。

【挑戦者決定リーグ戦】糸谷哲郎八段が広瀬章人八段に勝ち2勝0敗に

●広瀬章人八段-○糸谷哲郎八段

第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦1回戦、広瀬章人八段VS糸谷哲郎八段の対局が10月9日に行われ、糸谷八段が88手で広瀬八段に勝ち、2勝0敗としました。

この対局に勝ち、糸谷八段は4連勝となりました。

次戦は、糸谷八段は郷田真隆九段と、広瀬八段は豊島将之二冠と対局します。糸谷八段は第57期より本棋戦に参加しており、本棋戦の通算成績は29勝15敗(0.659)、今期は4回目の挑戦者決定リーグ進出です。

【挑戦者決定リーグ戦】佐藤天彦名人が郷田真隆九段に勝ち1勝1敗に

○佐藤天彦名人-●郷田真隆九段

第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦、佐藤天彦名人VS郷田真隆九段の対局が10月11日に行われ、佐藤名人が137手で郷田九段に勝ち、1勝1敗としました。

佐藤名人はこれで本棋戦の通算成績を15勝16敗(0.484)としました。

次戦は、佐藤名人は中村太地王座と、郷田九段は糸谷哲郎八段と対局します。

第49回新人王戦

【決勝三番勝負第1局】藤井聡太七段が勝ち1勝目

○藤井聡太七段-●出口若武奨励会三段

第49期新人王戦、藤井聡太七段VS出口若武奨励会三段の対局が10月10日に行われ、藤井七段が112手で出口奨励会三段に勝ちました。

藤井七段の本棋戦の対戦成績は7勝1敗(0.875)となります。なお、この対局に勝ち、藤井七段は4連勝となりました。

第二局目は10月17日(水)に関西将棋会館で行われます。

第12期マイナビ女子オープン

【本戦】清水市代女流六段が勝ち進む

○清水市代女流六段-●甲斐智美女流五段

第12期マイナビ女子オープン本戦で、清水市代女流六段VS甲斐智美女流五段の対局が10月10日に行われ、清水女流六段が172手で甲斐女流五段に勝ちました。清水女流六段は第1期からの参加で、本棋戦の通算成績は25勝11敗(0.694)です。

これで、清水女流六段は4連勝となりました。

次戦、里見香奈女流四冠と対局します。

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写真左:清水市代女流六段/写真右:甲斐智美女流五段

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