第12回「ツゲ駒感謝の日」記念イベントの模様
更新:2017年05月19日 14:45
第12回「ツゲ駒感謝の日」記念イベントが5月13日(土)、東京都御蔵島にて開催されました。記念イベントでは北島忠雄七段による指導対局、第75期名人戦第3局の大盤解説が行われました。
ツゲ駒感謝の日とは・・・将棋駒の木地として名高い御蔵島特産のツゲに感謝し、島の自然に親しむことを目的として5月の第2土曜日を「ツゲ駒感謝の日」と平成15年に制定し、イベントを開催しております。
写真左:会場の御蔵島村役場
写真右:指導対局をする北島七段
写真左:指導対局の模様
写真右:名人戦大盤解説会の模様
大自然の中にある御蔵島は、天候の変化も力強く、この日も風雨が吹きすさぶ中でのイベントとなりました。参加された方は指導対局や北島七段が出題する詰将棋を熱心に受けられました。また、名人戦大盤解説会では、プロ棋士がどのような読み、考え方をしているかを北島七段が丁寧に解説され、参加者の方々にプロ棋戦の棋譜の魅力を披露しました。
翌14日は、御蔵島内を散策し、生命の息吹に触れました。
伊豆諸島三宅島の南に位置する御蔵島は、1万年ほど前の火山活動によってできた島で、800m級の山があることから、熱帯性と高山性の植物相や気候が共存していることが特徴的です。
写真左:シイノキの巨木
写真右:大島分川を眺める北島七段と村役場の方
写真左:天然のツゲの木
写真右:大島分川の清流
島より海を臨む
ツゲを通じて、将棋と自然、そしてあたたかい人の心が一体となったイベントでした。
御蔵島のみなさま、本当にありがとうございました。