プロになって10年。香川愛生女流三段が考える「次の一手を読むために大切なこと」とは?

プロになって10年。香川愛生女流三段が考える「次の一手を読むために大切なこと」とは?

ライター: マツオカミキ  更新: 2018年04月12日

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普段は勝負の世界に生きる女流棋士たちと、デザートを食べながら話をしたら、「勝負師の顔」とはまた違う一面を見せてくれるのでは‥‥?ということで、ローソンさんにご協力いただき、毎月のおすすめデザートを食べながら女流棋士の素顔に迫る新連載がスタート

第一回となる今回は、香川愛生女流三段にインタビューさせていただきました! 「将棋以外の世界も知りたい」と話す彼女が今まさに考えていることや、これから実現したいことを伺います。

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毎月22日限定で、いちごがのっている理由とは‥‥?

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――4月のおすすめスイーツが「プレミアムロールケーキ」ということで、食べながらお話できればと思います。

わー、嬉しいなあ。プレミアムロールケーキ、結構食べるんです。この前も「ホワイトチョコレートいちご大福」と「プレミアムロールケーキ」の2つを買って、短時間で両方食べちゃいました。将棋だったら二手指しは怒られちゃうけど(笑)。甘いもの好きなんです。

――どういう時に食べるんですか?

私の場合、将棋の研究は自宅で一人ですることがほとんどなんですが、研究を頑張ったあとのご褒美として食べることが多いですね。「スイーツのために頑張る!」という気持ちで(笑)。

あっ、このプレミアムロールケーキ、いちごがのってます。普段はのっていないですよね‥‥?

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――そうなんです。これは毎月22日に販売される特別バージョンで、真ん中にいちごがのってます。ちなみに、なぜ「いちごのせ」バージョンが22日に発売されるか、知ってますか?
(※取材日3月22日)

あっ、ショートケーキの日だからですね!

以前知り合いから「ショートケーキの日って、いつか知ってる?」とクイズを出されたことがあって、私は単純に「15日」って答えたんですけど、「それじゃあ、いちごの日やろ」って言われて「せやな」みたいな‥‥(笑)。カレンダーを見ると、いちご(15)が上にのってるように見えるから、22日がショートケーキの日なんですよね。

ちなみに私、ショートケーキのいちご、最後に食べる派なんですよ~。

――えっ、それはどうしてでしょう?

いちごを食べちゃったら、「いちごのショートケーキ」としてのアイデンティティが無くなっちゃう気がして。

――「いちごのショートケーキ」としてのアイデンティティ‥‥!

最後まで「私はいちごがのったショートケーキを食べてるんだ」と思っていたいので(笑)。今回の「プレミアムロールケーキ(いちごのせ)」も、最後まで大事にいちごをとっておこうと思います。

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今を理解しないと、次の一手は読めない

――将棋以外の時間は、何をして過ごしていますか?

最近は映画を観るのが趣味で、1年間で100本観ることをマイルールにしています。でも、今年はいい映画が多すぎて、既に30本以上観てますね。

――どういうジャンルの映画を観るんですか?

ホラー以外のジャンルは、全部観ます。ホラーだけはちょっと‥‥。お金払って怖い思いをしなきゃいけないなんて、嫌なんです(笑)。

自分が気になった映画を観るのはもちろんですけど、同世代の友人や、情報感度の高い知り合いが話題にしているものはチェックします。世間的に人気があるものは、知っておきたいなっていう気持ちがあって。将棋界だけじゃなく、他の業界や社会一般の動向を知りたいんです。

――将棋界以外の知り合いも多いんですか?

そうですね。趣味を通して知り合ったりとか、人に紹介してもらったりして、将棋界以外の繋がりを意識的に増やした時期もありました。例えば、ローソンさんのキャンペーンのナレーションをやっている初美メアリちゃんも、趣味の人狼ゲームを通して仲良くなったんです。私は結構フットワークが軽いので、最近もいろいろな場所に顔を出して、様々な業界の人とお話させてもらってます。

業界問わずいろんな人と関わるのは、もちろん自分が人と話すのが好きだということもありますが、やっぱり将棋をもっと多くの人に知ってほしいという気持ちが大きいです。

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女流王将のタイトルを2年間持っていたときに、多くの方から注目していただいて、「将棋界以外にも将棋に興味を持ってくれる人がいるんだな」と感じました。興味を持ってくれた人にもっと将棋を知ってもらう活動をすることで、自分を成長させてくれた将棋界に恩返しできればいいなと思っています。

――今、将棋界も盛り上がっていますし、将棋を広めるのには追い風が吹いている感じがしますね。

そうなんですよね。このブームで将棋に興味を持ってくれた人に、5年後、10年後まで興味を持ち続けてもらうためにはどうすればいいのかについても、同時に考えていく必要があると思っています。今年の10月でプロになって10年経つので節目の年でもあるし、考えるだけでなく行動にも移していきたいです。

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――具体的に、やりたいことはありますか?

例えば興味を持っている人に向けた入門レベルの将棋教室を開くとか、オリジナルの盤駒をつくるとか、やってみたいですね。将棋に興味を持っている人の背中を押してあげられるような活動がしたいです。

――素敵ですね! 将棋界以外にも人脈のある香川女流三段だからこそ、できることも多いような気がします。

喜んでもらえることを考えて、それを形にしていきたいです。将棋もそうなんですけど、現状を理解していないと、次の手を読むことはできないんですよね。だからこそ、いろんな話を聞いて、いろんなものを見て、自分や周囲の環境を観察しつつ、より良い手を探していきたいです。

おわりに

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「うーん、おいしい! 私だけ食べてごめんなさい!」と、まわりのスタッフを気遣いつつ、幸せそうに最後のいちごまで食べきった香川女流三段。「プレミアムロールケーキ」を差し入れてくれたローソンクルーのあきこちゃんには、こんなメッセージをいただきました。

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4月のおすすめスイーツ プレミアムロールケーキ

今回香川女流三段が食べていた「プレミアムロールケーキ」は、ミルク感たっぷりのクリームに、しっとり生地のスポンジがよく合うローソンの定番商品。将棋研究で疲れた頭を、癒してくれること間違いなしのおいしさですよ♪

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取材協力香川愛生女流三段

1993年4月生まれ。東京都調布市出身の女流棋士。 2008年10月に女流2級。2013年10月に女流三段に昇段。 第35期女流王将戦で初タイトルを獲得。 番長の愛称で知られている。

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ローソン×日本将棋連盟 コラム

マツオカミキ

ライターマツオカミキ

2014年からライターとして活動する平成元年生まれ。28歳にして初めて将棋に触れました。将棋を学びながら、初心者目線で楽しさをお伝えします!普段は観光地や企業、お店を取材して記事を執筆中。

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