ふるさと納税で将棋? 将棋の街・天童市の返礼品はやっぱりすごかった!

ふるさと納税で将棋? 将棋の街・天童市の返礼品はやっぱりすごかった!

ライター: 高橋優璃  更新: 2017年12月25日

返礼品が年々豪華になり、注目を集めているふるさと納税。高級牛肉をはじめとする、高級特産品や、宿泊プラン、ファッションアイテムなど返礼品の幅が広がっています。中でも将棋ファンに注目してもらいたいふるさと納税先は山形県天童市!

将棋にまつわる返礼品があるんです。そこで、山形県天童市のふるさと納税でもらえる将棋グッズと、天童市以外でももらえる将棋グッズをご紹介します!

山形県天童市と将棋の関係について

そもそもなぜ、山形県天童市が将棋の街と呼ばれるようになったのでしょうか。

天童市は将棋駒生産が日本一の産地。全国に普及している将棋駒の約9割が天童市で生産されているんです。

将棋駒が天童市で生産されるようになった背景は、江戸後期まで歴史を遡ります。当時、財政難に苦しんでいた天童織田藩が、困窮を救済するために織田藩に伝えられていた将棋駒の製法を下級藩士たちに推奨し、内職として始めたことに由来するといわれています。その結果、幕末頃には天童伝統の草書体による書き駒の基礎が築かれたそうです。

明治に入ると、駒づくりが本格的な産業として確立。大正時代には、駒木地を製造する機械をいち早く開発し、大阪と並ぶ大量生産地になりました。街を挙げての分業体制を作り上げ、昭和初期には生産数で大阪を追い越し、生産量日本一となり将棋の街と呼ばれるように。

現在は、彫駒を中心に、押し駒・書き駒・彫埋駒・盛上駒の5種類を製作。大衆駒から中高級駒まで、あらゆる駒を作る生産地となっています。

山形県天童市から贈られる将棋にまつわる4つの返礼品

1.将棋駒

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こちらは天童市で作られた将棋駒です。職人の技が光る将棋駒は納税額に応じて、使用する材質も変わり、初心者用の楓材を使用した押し駒から、天童の伝統である草書体の書き駒、最高級の木地である御蔵島産黄楊(みくらしまさんつげ)を使用した彫駒まで、さまざまから選べます。いい駒が欲しいと思っている方、これを機に納税をしてみては?

納税額:10,000円~250,000円

2.将棋駒と将棋盤のセット

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将棋初心者の方はこちらを! 駒と将棋盤がセットになったものです。将棋盤は机で手軽にできる折りたたみのものから、本格的な脚付きのものまで選べます。プレゼントにもおすすめです。

納税額:10,000円~180,000円

3.飾り駒

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福を招く置物として、贈答品として人気の飾り駒。ちなみに駒には「馬」が左右逆に書かれており、"左馬"と呼ばれています。この"左馬"の由来は、『馬に乗るときに右から乗るとつまづいて転ぶ習性があり、左から乗ると長い人生をつまづくことなく過ごすことができるため』(由来は諸説あり)と言われています。そのため商売繁盛の守り駒になっているんです。

納税額:10,000円~36,000円

4.将棋駒ストラップ

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山形県天童市に10,000円以上の納税をした市外の方全員にプレゼントされるのが、将棋駒ストラップ。希望の駒を選択し、3文字までなら名入れ可能(№80~97は特殊デザインのため、名入れ不可となります)! 自分の名前や、家族の名前を名入れしてみては?

天童市以外でももらえる将棋グッズ一覧

天童市以外でも将棋グッズを返礼品としている地域があり、以下が一覧となります。

【将棋駒、将棋盤がもらえる地域】

大分県 大分市 (将棋盤)
宮崎県 綾町 (将棋盤)
長野県 根羽村 (将棋駒、将棋盤)
静岡県 富士宮市 (将棋駒、将棋盤)
京都府 木津川市 (将棋駒)
広島県 府中町 (将棋駒)

【将棋にまつわるグッズがもらえる地域】

愛知県 蒲郡市(日本将棋連盟推薦の座布団)
静岡県 富士宮市 (「松浦清治」作 駒箱)
兵庫県 加古川市(棋士のまち加古川 限定オリジナルグッズ)
京都府 木津川市 (名入り駒ストラップ)

【将棋にまつわる旅行プランがもらえる地域】

神奈川県 秦野市(将棋のタイトル戦の舞台となる、陣屋に宿泊できるプラン)

まとめ

天童市だけでなく全国各地の市町村から、将棋関連グッズの返礼品が贈られるようですね。これから将棋を始めるために道具一式を揃えようと考えている方、新しい将棋駒や将棋盤を検討している方にはピッタリの品々。お肉や果物などが贈られてくることも嬉しいのですが、将棋駒や将棋盤をはじめとする将棋にまつわる返礼品を選ぶのもアリかもしれません。興味を感じられた方は、ふるさと納税先としてぜひ候補に入れてみてくださいね。

高橋優璃

ライター高橋優璃

WEB編集/ライター
東京都出身。大手出版社のWEB部署、WEB専門の編プロを経て2015年よりフリーの編集・ライターとして美容や、ライフスタイルメディア、インタビュー記事を中心に活動中。将棋は小学生の時に父に教わったっきりだが、将棋マンガを愛読する、初心者です。

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