「JTプロ公式戦」渡辺JT杯覇者連覇へ向け始動 「理論派」か「感覚派」か

渡辺JT杯覇者連覇へ向け始動 「理論派」か「感覚派」か
渡辺 明 JT杯覇者 対 山崎 隆之 九段
― 8月16日(土)新潟市産業振興センター(新潟県新潟市) ―

本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)二回戦第二局(信越・北陸大会)は、16年連続20回目出場、昨年優勝の渡辺明JT杯覇者と一回戦で丸山忠久九段に勝利した山崎隆之九段の対局。会場は新潟県新潟市の新潟市産業振興センター。事前申込にて当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局として熱戦が繰り広げられる。また、その模様は15時25分からABEMAでも生中継される。

二回戦第二局生中継「ABEMA」URL
https://abema.tv/channels/shogi/slots/CSFN68DcxuXKZh

■対局の見どころ
両者の対戦成績は藤井竜王・名人の9勝4敗。戦型を見ると角換わり7局、相掛かり3局、矢倉1局、雁木1局、角交換振り飛車1局。両者得意な角換わりが主戦場になっている。「JT杯」では初対戦となるが、昨年秋の竜王戦で対戦した際は、佐々木八段が毎局作戦を変えて臨んだ。中でも雁木や角交換振り飛車と、あまり実戦経験のない戦型で挑んだのが特徴的で、藤井竜王・名人対策がうかがえた。今回も角換わり以外の戦型になっても不思議ではない。無類の強さを誇る藤井竜王・名人だが、「JT杯」はトップ棋士との対戦ばかりということもあってか苦戦傾向が見られる。しかし、どの対局からも課題を見つけて克服していくのが藤井竜王・名人の強さであり真骨頂でもある。佐々木八段は藤井竜王・名人の棋士デビュー後の連勝記録を29勝で止めた棋士で、因縁の対決となる。竜王戦のときのように、普段の佐々木八段では見られない、いわば「とっておき」の作戦を本局にぶつけてくる可能性も高い。序盤から目の離せない一戦になることは間違いない。

■注目の対局を盛り上げる解説陣

大盤解説は、王将2期の実績がある中村修九段。棋士になって46年目を迎え現在も若々しく、62歳という年齢を感じさせない。日本将棋連盟棋士会の副会長を2011年から2017年、2017年からは会長を務めて現在も運営面に携わっている。渡辺JT杯覇者が奨励会員の時期に奨励会の幹事を務めていたこともある。その頃のエピソードも交え、軽妙洒脱でユーモアのある解説に注目だ。

(写真)左から 解説/中村 修 九段 聞き手/竹部さゆり 女流四段 読み上げ/小髙佐季子 女流初段


※タイトル・段位は2025年8月15日現在のものです。

■ABEMAでの生中継スケジュール
開催日 大会 対戦カード ABEMA生中継
開始時間
8/16(土) 信越・北陸大会 二回戦第二局 渡辺JT杯覇者 vs 山崎九段 15時25分
8/30(土) 四国大会 二回戦第三局 広瀬九段 vs 永瀬九段
9/13(土) 熊本大会 二回戦第四局 伊藤叡王 vs 佐藤九段
10/12(土) 東海大会 準決勝第一局 藤井竜王・名人 vs 二回戦第二局勝者 15時55分

※放送開始時間は変更になる可能性があります。
※ABEMAについて:ABEMAは無料動画配信サービスです。パソコン、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。視聴に関わるデータ通信料はユーザーのご負担となります。https://abema.tv/

■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。
ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。
JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。

■大会名義
主催 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛 JT、テーブルマーク

■大会情報
大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
「JT杯」公式X https://x.com/jt_shogi

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