3月19日(日)に栃木県日光市「日光きぬ川スパホテル三日月」で行われた、第48期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第4局で藤井聡太竜王(20)が渡辺明棋王(38)に勝ち、3勝1敗で棋王を奪取しました。
 同時に20歳8ヵ月で六冠を達成し、羽生善治九段の保持していた六冠の最年少記録(24歳2ヵ月)を3年6ヵ月更新しました。
六冠達成者一覧(年少順)
2023年3月19日現在
| No. | 棋士名 | 獲得タイトル名(獲得順) | 生年 月日 | 六冠 達成日 | 六冠 達成時 の年齢 | 六冠目の タイトル と最終局 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 藤井聡太 (現役) | 棋 聖 | 王 位 | 叡 王 | 竜 王 | 王 将 | 棋 王 | 2002年 7月19日 | 2023年 3月19日 | 20歳 8カ月 | 第48期棋王 第4局 | 
| 2 | 羽生善治 (現役) | 棋 王 | 王 座 | 棋 聖 | 王 位 | 名 人 | 竜 王 | 1970年 9月27日 | 1994年 12月9日 | 24歳 2カ月 | 第7期竜王 第6局 | 
- 【佐藤康光日本将棋連盟会長のコメント】 
- この度は棋王位獲得並びに史上最年少での六冠達成、誠におめでとうございます。
 毎年度8割を超える勝率で実績を積み重ねられる素晴らしい活躍ですが、今年度の強敵を連破し続けての結果は20歳という若さと思えない凄みを感じます。
 今後も体調にご留意され、さらなる高みを目指される事を期待いたします。
- 【杉本昌隆八段のコメント】 
- 棋王獲得おめでとうございます。最年少での六冠達成を喜ばしく思います。 過密なスケジュールの中、着実に勝ちを積み重ねる姿勢には驚くばかりです。
 棋王戦はその昔、大師匠の板谷進九段が当時の名人含めた歴代の「三人の名人」(*)に勝ち、挑戦者決定戦で敗れた心残りのある棋戦です。今回の孫弟子の快挙を喜んでおられることでしょう。 さらなる活躍を期待しています。
 (*)「三人の名人」大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、谷川浩司十七世名人