文化功労者は、文化の向上発達に関して特に功績顕著な者が選ばれます。将棋界での文化功労者顕彰は平成2年11月の大山康晴十五世名人に続いて2人目になります。
加藤一二三九段のコメント
『将棋は芸術に昇華できる』との信念のもと、心血を注ぎ魂を込め、63年に亘り棋譜という作品をたゆまず紡いできた私にとって、その姿勢を評価していただけたことは望外の慶びで心より感動しております。
平安の世から継承されてきた将棋文化が大輪の花を咲かせられるよう、今後もより一層の精進を重ねて、将棋文化の奥深い魅力をあますところなく伝えて参りたいと願っております。