谷川浩司九段が永世名人(十七世名人)を襲位

 この度、日本将棋連盟理事会は谷川浩司九段(60)が4月で60歳の還暦を迎え、これまでの実績と将棋界への貢献を考慮し、谷川九段の永世名人襲位を推薦しました。本人および名人戦主催者の合意が得られたため、谷川九段は『十七世名人』を襲位します。(5月23日付) 谷川は、1983年に史上最年少の21歳2ヵ月で名人位を奪取しました。第41期-1983年~42期、46期~47期、55期の通算5期を獲得し、永世名人(十七世名人)の資格を得ておりました。
 また、永世名人の襲位は、2007年11月の中原誠十六世名人以来になり、実力制名人戦になってから、木村義雄十四世名人・大山康晴十五世名人・中原誠十六世名人に次ぐ4人目となります。

谷川浩司十七世名人のコメント
この度、60歳に達したことで、理事会の推薦を頂き、十七世名人を襲位させて頂く運びとなりました。資格を得てから25年。400年以上の歴史を刻む永世名人の名前を継ぐことに、改めて身の引き締まる思いです。高度な序盤戦術と、難解な中終盤戦。歴史的な変革期にある将棋界で、私自身もその進化に寄与できるよう、そして、若手棋士との盤上での対話を楽しめるよう、これからも精進を重ねてゆく所存です。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

第55期名人戦七番勝負第6局
撮影:弦巻勝

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