第31期竜王就位式レポート

第31期竜王就位式は1月15日(火)、東京都渋谷区「セルリアンタワー東急ホテル」で関係者や将棋ファン、歴代竜王が講師を務める「竜王アカデミー」の受講者(小学5年~中学生)ら約400人が出席して開かれました。当日は竜王戦ランキング戦各組優勝者へのメダルの贈呈も行われました。


会場となったセルリアンタワー東急ホテル

就位式


主催者あいさつ 読売新聞グループ本社 老川祥一取締役最高顧問


主催者あいさつ 日本将棋連盟 佐藤康光会長


特別協賛社あいさつ 野村證券株式会社 池田肇執行役員常務


広瀬竜王に竜王推挙状の贈呈


竜王杯贈呈


ランキング戦各組優勝者。右から1組優勝・広瀬章人竜王。2組優勝・三浦弘行九段。3組優勝・千葉幸生七段。4組優勝・増田康宏六段。5組優勝・藤井聡太七段。6組優勝・都成竜馬五段。司会・進行は島田良夫氏

  

  
各組優勝メダルの贈呈。順に広瀬竜王、三浦九段、千葉七段、増田六段、藤井七段、都成五段


花束贈呈は竜王アカデミーの生徒代表


来賓祝辞はサッカー元日本代表・将棋親善大使 波戸康広氏

広瀬竜王の謝辞
「本日はお忙しいなか、本当に大勢の方に出席いただきまして誠にありがとうございます。私は初めて竜王戦七番勝負に出場することができたので、まずは挑戦できることに喜びを感じていました。また、それまでの道も平坦ではなく、特に挑戦者決定戦の第2局は心が折れてしまいそうなぐらい形勢をそこねてしまい、今までの私であれば形を作って投了してもおかしくないような将棋でした。ですが、その将棋を粘って逆転勝ちしたことが今に繋がっているのではないかと考えています。
七番勝負では、羽生さんが勝てば通算100期、負ければ27年ぶりに無冠ということで、どちらにしても歴史的なシリーズになると思っていました。私としては、シリーズをしっかり盛り上げること、そして、このシリーズが私の棋士人生のターニングポイントになればいいなと思い臨みました。結果的にフルセットまでいき、4勝3敗で私が勝ちましたが、良いところも悪いところも出たシリーズだったかなと思います。10月に開幕し、12月に終わったのですが、その間も他の対局が多くあり、余計なことを悩まずに過ごせたことがいい結果につながったのかなと考えています。竜王を奪取し、年をまたいで1か月ほど経ったのですが、実感はこのような場に立つと感じます。これからも竜王にふさわしい活躍ができるよう頑張りますので、これからもご声援のほどよろしくお願いいたします。最後になりますが、主催していただいております読売新聞社様、今回から特別協賛していただいている野村ホールディングス様、東急グループ様、明治様、そしてファンの皆様に厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。」



乾杯の音頭は長谷部健渋谷区長


墨絵アーティスト・茂本ヒデキチ氏によるライブペインティングも行われました。

関連ニュース

2023年01月29日

藤井聡太王将VS羽生善治九段 第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第3局

2023年01月28日

第8期叡王戦「見届け人」を募集します(募集期間1/28~1/31)

2023年01月27日

小山怜央アマ、棋士編入試験受験へ【日程追記あり】

2023年01月27日

木村朱里女流2級が女流1級に昇級

一覧へ