第3期叡王就位式・祝賀パーティーの模様

7月13日、東京都千代田区「ホテルニューオータニ」で、高見泰地叡王の初タイトル獲得となった第3期叡王就位式ならびに祝賀パーティーが関係者や将棋ファン約200名が出席し執り行われました。

主催者挨拶


株式会社ドワンゴ 山中伸一取締役


日本将棋連盟 佐藤康光会長




就位状授与 佐藤会長から


賞杯授与 山中取締役から

 
来賓祝辞
高見叡王が将棋の監修をした『泣き虫しょったんの奇跡』(瀬川晶司五段の自伝的小説を映画化)に出演の永山絢斗様から

高見泰地叡王 謝辞
「18歳で棋士になって就位式前日の7月12日で25歳になりました。約7年の棋士生活を送ってきましたが、この7年間はプロの厳しさを学びました。高校卒業後、大学に入り大学生のうちにタイトルを獲りたいと目標にしていましたが、実現は出来ず歯痒い思いをしていました。ただ、大学ではいまだに交流のある友人、恩師に恵まれました。その恵まれた環境の大学を卒業し、これからやってやるぞと思った数ヶ月後に叡王戦がタイトル戦へ昇格したことは驚きましたが、「自分は持っている」と言い聞かせながら頑張ってきました。
段位別予選のときは自信がなかったですが、ひたすら上に進むことだけを目標に指してきました。本戦をひとつひとつ上り凄まじいプレッシャーや不安が襲ってきました。そのプレッシャーや不安を打ち消すように追い込んでいた時期に、イベントでファンの方々と話す機会がいろんな場所であり、あたたかい言葉をくださる人が本当にたくさんいて、その分いいところを見せようとここまで頑張ってこれました。
この七番勝負は勝てるかどうかは正直分からなかったですが、勝てると信じてやってきたことが実を結びました。これからどんな苦難がきても今回のことを思い出して頑張っていきます。
これからも棋戦を支えてくださっている全ての方々への感謝の気持ちを持って、精一杯自分らしさを出して、そして高みを目指して頑張っていきます」



乾杯の音頭 石田和雄九段




祝賀会では、7月12日に誕生日だった高見叡王をお祝いし、サプライズでバースデーケーキとプレゼントにドイツ旅行(ニコニコ生放送の番組内で行きたいと述べていた)が贈呈されました。

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