羽生善治永世七冠達成並びに国民栄誉賞受賞記念祝賀会レポート

平成30年5月10日(木)、帝国ホテル東京にて、「羽生善治永世七冠達成並びに国民栄誉賞受賞記念祝賀会」が開催されました。関係者や将棋ファン約950人が祝福しました。


羽生善治永世七冠と棋戦主催社
下段左側から西日本新聞社・柴田建哉代表取締役社長、朝日新聞社・渡辺雅隆代表取締役社長、羽生永世七冠、読売新聞グループ本社・白石興二郎代表取締役会長、毎日新聞社・丸山昌宏代表取締役社長
上段左側から
株式会社共同通信社・佐藤雄二郎代表取締役社長、スポーツニッポン新聞社・河野俊史代表取締役社長、株式会社KADOKAWA・角川歴彦取締役会長、産経新聞社・飯塚浩彦代表取締役社長、日本経済新聞社・岡田直敏代表取締役社長


主催社挨拶 公益社団法人日本将棋連盟 会長佐藤康光


来賓祝辞 長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督 


羽生永世七冠と山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長と井山裕太七冠(囲碁棋士)


花束贈呈 将棋文化振興議員連盟の皆様


羽生永世七冠、棋戦主催社代表、来賓との鏡開き  当日お越しいただいた小説家・林真理子さんにもご参加いただきました。


乾杯の音頭は公益社団法人日本将棋連盟理事・森詳介


山本信治天童市長


戸村憲人株式会社一心堂本舗代表取締役


岡本光正株式会社東北新社常務執行役員


羽生永世七冠による謝辞
「本日はお忙しい中たくさんの皆様にお越しいただきましてありがとうございます。

棋士というのは普段は一人でじっと考えているという時間が非常に長いものです。
今日たくさんの皆様にお集まりいただき、大変あたたかいお祝いのメッセージや、たくさんのお祝いの品をいただき、棋士として歩んできた道のりを、ひしひしと実感した瞬間でもありました。

永年にわたりタイトル戦あるいは棋戦を支えてくださった各社の皆様に、この場を借りて御礼を申し上げます。また同時にたくさんの将棋ファンの皆様がいてこそ、この将棋界が成り立っているとおもっています。

このたびは国民栄誉賞という栄誉ある賞をいただきました。これは私個人の活動というより、将棋の世界の昔からある長きに渡る伝統や歴史、先人の歩み、あるいはその積み重ねを合わせ大きく評価していただいたと考えており、とても名誉なことだと思っています。

私自信も棋士になって30年以上経っています。将棋そのものについて、どのくらい分かっているか聞かれたら、ほとんど分かっていないのが実状に近いと思います。その中でこうして喜んでくださる皆様がいて、そこに価値を感じてくださる方が沢山いるということが、続ける大きな原動力になってます。

最近は大変あり難いことに、さまざまな形で将棋というものを取り上げていただく機会も増えています。日常の生活の中の小さな潤い、あるいは気分転換など、一つの文化としてこれからも将棋が身近にあり続けてほしいと考えています。

これから先も一生懸命頑張っていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました」

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