第65期王座就位式の模様

12月4日(月)、中村太地王座の王座就位式が東京都千代田区「パレスホテル」で行われました。

 
写真左:主催社挨拶 日本経済新聞社 岡田直敏 代表取締役社長
写真右:主催社挨拶 日本将棋連盟 佐藤康光 会長


允許状授与


王座賞贈呈


来賓祝辞 脚本家 内館牧子様

中村王座謝辞
「ただ今、允許状と王座のトロフィーを頂きまして、王座の実感をしています。皆様のお顔を拝見し、今まで自分が歩んできた出会い、人生、軌跡そのものであり、良い人生を歩ませていただいていると感謝しています。 タイトル獲得は小さい時からの夢、棋士になってからは大きな目標、近年になってからは届きそうで届かない立ちはだかる壁となっていました。 今期の王座戦を振り返るには、四年前の王座戦を語らずには振り返ることができません。4年前王手にてがかかる第4局で、終盤に時間に追われ間違えてしまい、大きな敗戦をしてしまいました。そこから4年は楽しい事をしても、どこか心にぽっかり穴が明いたような時間でした。思い返してみれば、小学校のマラソン大会も2位、小学生名人戦も準優勝、新人王戦も準優勝で王座戦も失敗し、あと一歩届かないこれも運命か。と自分を納得させようとしたが、自分が頑張りきれていないということは、自分が一番わかっていました。将棋は厳しいゲームで全力を尽くして負けると、その分精神的反動がきつく、頑張り続けることが難しかったです。でもこの4年間、いろいろな方からの励ましの言葉をいただいき、今回のタイトル戦は頑張ることが出来ました。羽生先生と盤を挟んだ時間は楽しく、将棋の奥深さ、難しさを感じた時間でした。王座戦では絶対的な力を発揮される羽生王座から、王座を就位するのは恐れ多くも感じますが、良きお手本としながら自分らしい王座像を追求していけたらと思います。対局面でもさらに上を目指して頑張りたいですし、普及面でも微力ながら将棋界のためになるような行動が出来ればと思っています。」

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