伊藤沙恵女流二段の初挑戦を2連勝で防衛した、里見香奈女流王将の就位式が12月12日（火）、東京都港区「明治記念館」で行われました。
式は協賛の霧島酒造株式会社・江夏順行代表取締役による熱のこもった挨拶で始まり、続いて主催の株式会社囲碁将棋チャンネル・岡本光正代表取締役社長、日本将棋連盟・佐藤康光会長が挨拶をし、就位状、賞杯、賞金目録の授与が行われました。霧島酒造の江夏社長からは記念品の"益々繁盛"を祈念した二升五合の「本格焼酎白霧島」が贈られました。里見女流王将の地元出雲市からは長岡秀人市長の祝電が披露されました。
式の終了後の祝賀パーティーは日本将棋連盟・清水市代常務理事の乾杯で始まりました。にこやかな表情のまま、里見女流王将は一般来場者と和やかに話していました。また「次の一手問題」が出題され、一般ファンの中から抽選で直筆色紙がプレゼントされました。
協賛社挨拶 霧島酒造・江夏代表取締役社長
主催社挨拶 囲碁将棋チャンネル・岡本代表取締役社長
主催社挨拶 公益社団法人日本将棋連盟・佐藤会長
就位状授与
「本日はお忙しい中たくさんの方々にお集まりいただきまして本当にありがとうございます。今回の女流王将戦ですが、昨年に引き続き第1局を都城で開催していただきました。都城に到着しますと、実行委員の方々のあたたかいお出迎えを受け、最高のおもてなしをしていただきました。対局前日はリラックスすることができ、次の日の対局に元気を与えてくれました。第1局と第2局と自分の力はすべて出しきれたかなと思います。2局目は苦しい場面も何回がありましたが、最後まで諦めずに指せたのが勝因につながったと思います。
また、1局目は着物で対局させていただきましたが、囲碁将棋チャンネル岡本社長から昨年クイーン王将を獲得した際に頂いた袴を着ての対局だったので、自然と力が出し切れたと思っています。たくさんの方々に支えられた環境の中、女流王将戦の対局ができたのは、本当に幸せに思っております。心から感謝申し上げます。感謝の気持ち忘れずにこれからも日々勉強して少しでも強くなれるに頑張って行きたいと思います。本日は本当にありがとうございました。」
乾杯 日本将棋連盟・清水常務理事
第39期霧島酒造杯女流王将戦第2局から次の一手を出題
会場のファンの方へ直筆色紙をプレゼント
霧島酒造の関係者の方々と