ユニバーサル杯第41期女流名人戦就位式の模様

女流名人位通算6期を獲得した里見香奈女流名人を囲む「ユニバーサル杯第41期女流名人戦就位式」が3月19日(木)、東京都港区「明治記念館」で、関係者ら約150名が出席して執り行われました。

式では、報知新聞社・早川正代表取締役社長、日本将棋連盟・谷川浩司会長から挨拶があり、里見香奈女流名人へ就位状・賞金目録・名人位盾が授与され、ユニバーサルエンターテインメント・中川貞治広報・IR室係長からユニバーサル杯と副賞の授与がありました。


主催者挨拶:報知新聞社・早川代表取締役社長
「今期は女流名人位戦から女流名人戦とタイトル戦名が変わった41期。里見さん6連覇おめでとうございます。体調不良からの復帰戦三連勝での防衛は見事でした。お疲れ様、そして復帰にありがとうと申し上げたい。本日は発表があります。女流名人戦は、長くユニバーサル杯の冠名で行ってきたが、来期から特別協賛している株式会社ユニバーサルエンターテインメント取締役会長・岡田和生氏コレクションした日本・東洋の陶磁器や絵画など美術品を展示する岡田美術館を冠名とします。女流名人と美術、エレガンスで相通じ、今後ますます女流名人戦発展させたいと思っています」


主催者挨拶:日本将棋連盟・谷川会長
「6連覇おめでとうございます。今期の里見さんは半年以上実戦から離れており本人も復帰戦に不安だったと思います。しかし対局を見てみると終盤の切れ味も魅力的で文句なしの戦いぶりでした。また女流名人戦の復帰以来、負け知らずで女流王位の挑戦権も獲得。自分も長く棋士人生をやっていてわかったことだが、人生、無駄な時間などなく、あの時期苦しんだからこそ、今の自分があると思うようになる時がくるでしょう。今後の活躍を期待しています。また今期から岡田美術館杯となる。箱根にある岡田美術館でタイトル戦ができる事は大変素晴らしいことです」


女流名人就位状の授与


女流名人盾の授与


副賞授与:ユニバーサルエンターテインメント・広報・IR室 中川 貞治氏

その後、里見女流名人を囲んでの祝賀パーティーが日本将棋連盟・青野照市専務理事の乾杯の発声で始まりました。
パーティーでは、来賓代表として第1局開催地から出雲市・曽田俊彦文化環境部長、第2局開催地から野田市・根本崇市長、第3局開催地から有限会社トラベルシリウス・池田博昭代表取締役社長、真庭市・太田昇市長、今期から冠名となる岡田美術館・小林忠館長より挨拶、日本将棋連盟関根金次郎支部・荒井清二郎副支部長から花束贈呈があり、乃木坂46の伊藤かりんさんから祝辞が、里見女流名人から謝辞、報知新聞社・浜田昭文専務取締役から閉会の挨拶があり、盛会のうちに終了しました。


乾杯:日本将棋連盟・青野専務理事


来賓代表挨拶:岡田美術館・小林館長


開催地挨拶:出雲市・曽田文化環境部部長


開催地挨拶:野田市・根本市長


開催地挨拶:トラベルシリウス・池田代表取締役


開催地挨拶:真庭市・太田昇市長


花束贈呈:日本将棋連盟関根金次郎支部・荒井清二郎副支部長

 
祝辞:伊藤かりんさん


お祝いに駆けつけた女流棋士と


謝辞:里見女流名人
「休場明け不安はありましたが、女流名人戦を楽しみにしていました。女流名人を一生懸命指しきることに集中しました。つらい時もありましたが、周りの皆さまの心遣いがあって、盤上に集中することができました。高校生のうちに女流名人のタイトルを獲ると目標を立て高校3年のときに女流名人になりました。あれから5年、いろんな事がありましたがこの女流名人戦で成長できればと思っていました。休場中に周りの方の気づかいや、支えてくださっている方の思いが伝わって着ました。感謝の気持ちでいっぱいです。これからは視野を広く持ち、来年もこの場に立てるようひとつひとつ頑張っていきます。応援よろしくお願いします。」


閉会の挨拶:報知新聞社・浜田昭文専務取締役

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